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20万人突破の衛星DMB、そして地上波DMBは?──韓国テレビ端末事情韓国携帯事情(1/2 ページ)

携帯にテレビ──。韓国では地上波デジタル放送(地上波DMB)応の前に、衛星デジタル放送(衛星DMB:日本のモバHO!)対応端末が人気だ。「タイムマシーン機能」など、日本の先をいく韓国テレビ端末状況をリポートする。また、不透明な地上波DMBの現状もお伝えする。

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 前回お伝えした韓国電子展では、衛星および地上波DMB製品の展示もいくつかあった。衛星DMB(日本でいうモバHO!)は既に3キャリアがサービスを開始し、会員も20万人を突破するなど好調だ。また収益モデル問題などでサービス開始が延期されている地上波DMBも、12月には開始すると言われており、期待が膨らんでいる。

次々と発表される対応端末

 韓国電子展において、Samsung電子、LG電子の展示の目玉の1つとなっていたのが衛星/地上波DMB対応端末だ。

 LG電子からは「タイムマシーン」機能を搭載した衛星DMBフォン「SB130」が公開された。タイムマシーン機能とは、番組視聴中に電話が来て見られなくなった場合、自動的に録画を開始する機能だ。電話が来た時点にタイムスリップできるので、重要なシーンを見逃すことがない。最大1時間程度は録画が可能ということだ。

CYONのSB130は、ワイド画面で番組が見られるよう画面を左に回す仕組みだ。外部メモリとしてTrans Flashスロットを搭載している

 DMBフォンは画面を横に回すというパターンがすっかり定着してきている。ただし単に本体と画面が90度となるスタイルに、各社は一工夫を加えている。

 Samsung電子の地上波DMBフォン、「SPH-B2300」は、同社が「180度スウィングタイプ」と呼んでいる独自のスライド方法が特徴だ。画面が、向かって右上を軸に回転し本体と90度となるほか、さらに画面を上に押し上げて本体と180度にすることもできる。

AnycallのSPH-B2300。横長のバー状態で放送を見ているところ

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携帯電話以外の端末も続々お目見え

 携帯電話以外にもDMB放送の受信機はいくつか展示されており、韓国での盛り上がりを感じられた。なかでもSamsung電子は、アイディアに溢れたさまざまな形状の端末を展示していた。

 特に注目を浴びていたのは地上波DMBを受信できるデジタルカメラ、「SDC-K50」だ。これは写真および動画の撮影、MP3再生、地上波DMBの受信が可能という多機能なデジタルカメラだ。

Samsung電子のSDC-K50。大きさは90×55×18.5ミリ(幅×高さ×厚み)、重さは126グラムとコンパクトなので、外出先でのちょっとした時間に番組を見たり、音楽を聴いたりして楽しめそうだ


Samsung電子の「MB-T450」(左)と「DMB-T750」(右)は、地上波DMB用ポータブルテレビだ。大きさは、前者が140×71.1×21.8ミリ(幅×高さ×厚み)、126グラム。後者は217×140×27(幅×高さ×厚み)、600グラムで、右上のダイヤルを回して、操作が楽にできるようになっている。画面はそれぞれ、4インチ/7インチとなっている

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