「簡単ケータイ」がランク入り〜703Nはどうなった？：携帯販売ランキング（10月31日〜11月6日）

auの「簡単ケータイ」がトップ10入りを果たした。ボーダフォンは先週発売の「703N」がランク入りできたかが気にかかる。

[杉浦正武，ITmedia]

　先週は、ボーダフォンのNEC端末「703N」が全国でリリースされた。集計の都合上、2営業日の販売成績しかカウントされていないが、ランキングに登場できるか。

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　ドコモは、珍しく首位が交代した。長期にわたり1位の座にあった「P700i」が2位に落ちて、代わりに先週2位だった「P901iS」（右写真）がトップに立った。3位には、「SH901iS」が上がってきている。

　P901iSは発売直後に上位陣を蹴散らして首位をとったことがあったが（6月24日の記事参照）、その後は長く1位を取れずにいた。そういう意味では、久々の復活ということになる。

　auは、相変わらず薄型フルブラウザケータイ「W31T」とテレビ対応「A5511T」の2強がトップに君臨している。3位と4位は入れ替わりで、上位陣に目立った動きはない。

　ただし、下位に面白い動きがあった。「簡単ケータイ」こと「A5517T」（左写真）が、10位に顔を出している。先週の段階で13位につけており、3つランクを上げてトップ10圏内に入ってきた。WIN端末のようなハイエンド携帯に混じって、簡単ケータイのようなローエンド端末が上々の売れ行きを見せているのは面白い。

　ツーカーは特に変化なし。1位が「ツーカーS」であることは“不変”だが、2位の「TT51」（右写真）も上位入りが板に付いてきた。

　先週5位にランクダウンしたため「勢いが落ちたか」と書いた「TT32」は（11月4日の記事参照）、3位に復帰。まだ勢いは衰えていないことを示した。

　ボーダフォンは、相変わらずPDCの「V603SH」がトップ。しかしその下が先週と様変わりした。3Mカメラを搭載し、一定の人気を獲得しながらもトップをとれずにいる「903SH」（左写真）が2位に上昇し、首位に肉薄。「703SH」も「V603T」を押しのけて3位に上がった。V603Tは先週2位から4位にランクダウン。

　そのほかは、細かく順位が入れ替わっているが全体の顔ぶれは先週と同じまま。703Nは残念ながら、トップ10に顔を出せなかった。

　今週、久々に“大型新人”と呼ぶべき端末がリリースされた。ドコモの902iシリーズの先陣を切って発売された、「D902i」と「F902i」だ。話題のハイエンド端末だけに、初登場トップ10入りの期待がかかる。ボーダフォンからも同キャリア初のFeliCaケータイ「703SHf」がリリースされており、販売成績が注目される。

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