パワーサーチって何だろう? キーの長押しをチェックする:「WX310SA」ロードテストNo.2
WX310SAにもキーの長押しでアクセスできる機能があります。まずは待受状態から各キーの長押しで使える機能を調べてみました。そこで出てきた「パワーサーチ」。これってなに?
すでに「WX310SA」を10日ほど使っていますが、やはりハンズフリー(テブラ)機能は便利ですね(8月18日の記事参照)。音声定額サービス「ウィルコム定額プラン」との相性はバッチリです。WX310KのBluetoothヘッドセットとどちらがいいのか考えましたが、個人的には充電しなければならないBluetoothヘッドセットよりもテブラ機能のほうがいいなと思ったのです。この点もWX310SAを選択した基準の1つでした。
また、「WILLCOM MANIACS 2005」(+Dブログ)の検証でWX310Kを利用していたときに、手持ちのBluetoothヘッドセットだと多少音質が下がる感じがしていたのです。だったらテブラのほうがいいかなと思ったというのもあります。
テブラだと雑音が入ったりして、PHSが本来持つ高音質を体感できませんが、端末を置いて作業をしながら話せるなど利点は多いです。外で使うときはイヤホンマイクを使って、クオリティの高い音質で快適に通話していまし、音声定額、いいですよ!
待受時にキーの長押しでできること
今回は、待受時に各キーを長押したときにどんな操作ができるかをまとめてみます。
その前にまず、普通に押した場合について触れておきましょう。十字キーは上が発信履歴、下が着信履歴、右がアドレス帳、左がスケジューラです。何のことはない割り当てなのですが、今まで利用していた京ぽん「AH-K3001V」や「FOMA SA700iS」では左右キーが発着信履歴だったため、上下の発着信履歴にまだ馴染めないでいます。そのうち慣れると思いますが……。
- 長押しでアクセスできる機能
キー | 機能 |
メールボタン | メール新規作成 |
Webボタン | フルブラウザのホームページを表示 |
▼(My A/a)ボタン | パワーサーチ |
▲(カメラ/文字)ボタン | Javaアプリメニュー起動 |
MENU(決定)ボタン | カメラライト(LED) オン |
通話ボタン | LI送信(LI送信オン時のみ) |
終話(PWR)ボタン | 電源オフ |
十字ボタン上 | 優先モード切替(待受モードを「公衆/グループ」時のみ) |
十字ボタン左 | − |
十字ボタン下 | − |
十字ボタン左 | − |
十字ボタン右 | − |
CLR/マナーボタン | マナーモード オン/オフ |
数字ボタン1 | 時短検索ア行 |
数字ボタン2 | 時短検索カ行 |
数字ボタン3 | 時短検索サ行 |
数字ボタン4 | 時短検索タ行 |
数字ボタン5 | 時短検索ナ行 |
数字ボタン6 | 時短検索ハ行 |
数字ボタン7 | 時短検索マ行 |
数字ボタン8 | 時短検索ヤ行 |
数字ボタン9 | 時短検索ラ行 |
数字ボタン0 | 時短検索ワ行 |
#ボタン | ドライブモード オン/オフ |
*ボタン | 位置情報送信(位置情報自動送出機能オン時のみ) |
側面マナー/RECキー | マナーモード オン/オフ |
長押しで使える機能で目立つのは、「時短検索」と「パワーサーチ」。先日、WX310SAのブログ執筆の際にお会いした三洋電機の方が「時短技術は三洋の特許ですから」と言っていました。確かに、昔から各通信会社の三洋電機製のケータイには時短検索が搭載されているし、時短プレイやら時短ビデオ、時短乾燥と三洋電機の製品には“時短”がよく付いてました。
パワーサーチは“PHSならでは”ともいえる、アンテナをサーチ(検索)する機能です。「そんなの電波マークで分かる」という人もいると思いますが、これは改めてサーチしなおすという機能です。電波が弱く基地局が多いPHSなので、“圏外だったけれどサーチしなおすと見つけられた」というシチュエーションがあるかもしれません。実際には、そこまで大きな違いを感じる場面に出くわしたことはありませんが、より環境のよい基地局を見つけていることもあるかもしれません。
他メーカー端末で同等の機能といえば、京セラ端末の「しっかリンク」があります。昔、PHSを使っていた人ならパワーキャッチとかサーチウェイブといった機能を覚えている人もいるかと思います。めったに使うことはないのですが、暇な時には何度もやってしまったりすることも。LI送信や優先モード切替などもPHS独特ですね。
長押しでアクセスできる機能の中でよく使っているのは、Javaアプリメニューとフルブラウザのホームページ表示です。この2つについては、ショートカット機能の“マイメニュー”やフルブラウザの利用方法を紹介するときに詳しく説明する予定です。メールはだいたい返信で対応しており、新しく作る場合はアドレス帳から作成するので、まだ時短検索のほうがよく使っている感じです。マナーモードのオン/オフも使いますが、あまり意識せず使っているといったところでしょう。
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memn0ck
ハンドル名は「memn0ck」と書いて、「メムノック」と読む。ケータイ・モバイル情報マニアで、小さなデジタルガジェットに目がない。趣味でケータイ・モバイル関連の個人ニュースサイト「memn0ck.com」を運営しているが、日常は白衣を着た理系野郎。1976年東京生まれ。
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ITmediaのライターが、普段使いの携帯電話の模様をレポートする連載記事です。1人のユーザーとして、端末やコンテンツをレポートします。この端末の「○○を調べてほしい」「この点をメーカーに聞いてほしい」といった要望を、ぜひお寄せください。ロードテストの中で、できる限り調査し回答していきます。
読者のニーズが機種を決定
なお、本ロードテストで使用する携帯機種は、読者の皆様のニーズに基づいて決定します。記事へのアクセス数の増減を目安とし、随時機種を変更していく予定です。
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