検索
連載

「N902i」の手ブレ補正は本当に使えるか?荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(4/5 ページ)

N902iのカメラ機能は、N901iSから一気にパワーアップしている。静止画手ブレ補正は本当に使えるのか、実際に試してみた。

PC用表示 関連情報
Share
Tweet
LINE
Hatena
Photo
オート+デジタルズーム

 最大4倍で、16段階で細かくセット可能だ。当然ディテールはもやけているが、いざというときは使えそうだ。

手ブレ補正機能はどのくらい使えるか

 それでは注目の手ブレ補正機能をチェックしてみよう。N902iが搭載する手ブレ補正は、レンズユニットが手ブレをキャンセルする「光学式」ではなく、ソフトウェアによって手ブレを軽減するものだ(11月25日の記事参照)

 具体的にはシャッタースピードを速くして4枚連写し(連写といっても一瞬なので意識する必要はない)、内部でそれぞれのズレを補正しつつ1枚に合成するというソフトウェアによる手ブレ補正。だから、動いている被写体を撮るときには向かないし、場合によっては手ブレ補正がかかったせいで写りがおかしくなることもある。

 手ブレ補正はオート/OFFで切り替えるようになっている。補正が不要な場合はかけない仕様のようで、NECによればオートの場合、明るさによって補正をかけたりかけなかったりするという。

 また手ブレ補正時は注意点が2つある。

 1つは、画角が少し狭くなること。簡単にいえば、ブレが合ったらその分ずらして合成するので、四辺がずれちゃう可能性があるからだ。つまり合成後に四辺をカットしていると思っていい。もう1つは、内部のブレ補正処理に約2秒かかること。撮影後の記録時間がちょっと長くなると思えばいい。

 では手ブレ補正系の作例を見てみよう。分かりやすく、手ブレ補正の効果があったときと、オフの場合だ。

*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***

 片手で端末を持って、ローソクの光で撮影した写真。手ブレ補正をかけた方が写る範囲が狭くなっているのが分かると思う。ブレの補正もちゃんとかかっている。

 下写真は曇天下の日陰という、暗い場所で撮ったもの。シャッタースピードは30分の1秒だったが、手ブレ補正をオフにして撮影した。

Photo
手ブレ補正なし

 こちらは招き猫の写真である。だがしかし、同じく手ブレ補正オートで撮ったらこんな風にズレが出てしまった。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る