ニュース
ボーダフォン、ARPUが前年同期比3.7%減〜第3四半期
英Vodafoneグループは2005年度第3四半期の主要な経営指標を発表した。日本のボーダフォンの事業動向にも言及し、ARPUが継続的に減少していることなどを明かした。
英Vodafoneグループは1月24日、2005年度第3四半期の主要な経営指標を発表した。日本のボーダフォンの事業動向にも言及している。
それによると、ボーダフォンの2005年度第3四半期の総合ARPU(Average Revenue Per User)は前年同期に比べ3.7%低下。前年度の高額利用顧客の流出や、料金施策の競争激化により継続的にARPUが減少している。
ただし「第2四半期のARPUは前年同期比で5.4%低下していた。APRUの“低下率”は改善している」(ボーダフォン)。新定額サービスなどの導入により、ユーザーの利用量は増加しているという。
ARPUの低下に伴い、第3四半期のサービス収入も前年同期に比べ4.5%低下した。非音声通信サービス収入は概ね安定しているが、音声サービス収入が6.2%減少したという。また顧客獲得費用は、顧客獲得数が減少したものの単価が上昇したため、結果的に前年同期並みに留まっている。一方で解約率は、年率換算で第2四半期の19.1%から17.6%へと改善した。
― | 2004年9月30日 | 2004年12月31日 | 2005年9月30日 | 2005年12月31日 |
---|---|---|---|---|
総合ARPU | 6357円 | 6149円 | 6016円 | 5918円 |
関連記事
- ボーダフォン、中間期の売上は0.4%増の約7600億円
英Vodafoneグループは、日本のボーダフォンの中間期決算を発表した。売上は前年同期比0.4%増の、37億400万ポンド。 - ボーダフォン、2005年度第1四半期の経営指標発表
上場廃止したボーダフォンが、決算内容に代わり経営指標を発表した。プリペイド比率は変わらず11%。サービス収入は前年同期比で4.1%減少した。 - ボーダフォン
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.