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ドコモとツーカー、本人確認ができないプリペイド携帯を利用停止に
契約者名義を登録していない、ドコモとツーカーのプリペイド携帯電話が2月から利用できなくなる。本人確認を行うことで、利用停止を解除できる。
ドコモとツーカーは1月24日、本人確認を行っていないプリペイド携帯電話を利用停止すると発表した。
ドコモの「ぷりコール」は2003年8月31日以降、ツーカーの「ツーカープリペイド携帯電話」は2005年3月31日以降に新規契約した端末については本人確認を行っている。今回対象となるのは、それ以前に契約した端末で、一定期間内に契約者情報の届け出がない場合には、利用を停止する。
本人登録を行えば、引き続き利用が可能。利用しているプリペイド端末と、運転免許証やパスポートなどの本人確認書類を持ってショップへ行けば、本人登録を行える。
キャリア | 利用停止対象 | 利用停止日 |
---|---|---|
NTTドコモ | 2003年8月31日以前に加入し、契約者名義の登録が済んでいない「ぷりコール」 | 2月7日〜8日 |
ツーカー | 2005年3月31日以前に加入し、契約者名義の登録が済んでいない「ツーカープリペイド携帯電話」 | 2月1日〜3月31日 |
au(参考) | 2004年8月以前に加入し、2005年末の時点で契約者名義の登録が済んでいない「CDMAぷりペイド専用電話」 | 1月20日〜2月末 |
ボーダフォン(参考) | 2005年4月以前に加入し、契約者名義の登録が済んでいないプリペイド携帯電話 | 2005年11月以降随時 |
なおドコモ、au、ツーカーでは、番号を変えずに、プリペイド携帯電話から一般契約の携帯電話への変更が可能。ただし通話料残高は返金されない。ボーダフォンでは同番移行サービスは行っていない。
現在、プリペイド携帯電話のサービスを行っている各キャリアでは、契約契約者の匿名性が犯罪などに利用されることを問題視し、プリペイド携帯電話の契約時にも本人確認を強化している。総務省では「携帯音声通信事業者による契約者等の本人確認等及び携帯音声通信役務の不正な利用の防止に関する法律」(携帯電話不正利用防止法)を定めている(2005年11月4日の記事参照)。
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