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「W41T」のHDDに入れられるものと入れられないもの

「W41T」に搭載されたHDDには、まだまだ分からないことがたくさんある。HDDに書き込めるデータと書き込めないデータ、USBマスストレージ領域に書き込み可能なデータについて、簡単にまとめた。

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 東芝製端末「W41T」に搭載されている4GバイトのHDDは、PCからアクセスできないセキュアな専用領域が約3.25Gバイトあり、SDメモリカードのような感覚で利用できる。この領域を、便宜的にセキュア領域と呼ぶ。一方、USBマスストレージとしてPCから認識できる約512Mバイトの領域は、基本的に著作権保護などが必要ないデータのみを書き込める。こちらは仮にマスストレージ領域と名付ける。2つの領域は完全に分けられており、携帯電話本体から直接マスストレージ領域に書き出せるデータは一部に限られる(1月19日の記事参照)

 では、HDDには具体的にどのようなデータが記録されるのか。

Photo
データの保存場所を本体とHDDに分けて解説した図。それぞれに保存できるデータについて細かく説明してある。東芝資料より引用

 上の写真は、W41Tの資料に掲載されていた、本体とHDDにどのようなデータが保存できるかを解説した図だ。

 この図で分かるのは、本体側の50Mバイトのメモリ上に保存されているデータのうち、ボイスフォルダやボイス、グラフィック、ダウンロードメニュー、ダウンロードフォントなどのデータについては、一切メモリ上から移動できないということ。HDDに書き出せるのは、ムービーフォルダやフォトフォルダ内のデータ、EZムービー、着うたフル、プレイリストなどに限られる。

*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***

 データの書き出しは、HDD内のセキュア領域に対してのみ行なえる。ちなみにHDDに書き出せるデータは、同梱されるライブラリソフト「au Music Port」を利用すればPCにバックアップすることも可能だ。

 マスストレージ領域には、メールの送受信ボックスのコピーや、アドレス帳、スケジュール、タスクリスト、お気に入りをコピーしておけるバックアップフォルダと、PCフォルダ、それにユーザー管理情報などが記録される。なお、カメラで撮影した写真は、VGAサイズ以上の場合最初からマスストレージ領域のDCIMフォルダ以下に保存する。もちろん、PC上で利用する各種データの保存にも使える。

*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***

 セキュア領域にあるムービーフォルダとフォトフォルダ内のデータのうち、著作権保護されていないものについては、マスストレージ領域にもコピー可能だ。これらのデータは、マスストレージ領域にコピーすれば、PCから直接読み書きできるようになる。W41Tの場合、QVGAサイズで15fpsのムービーを1回あたり最大2時間録画でき、およそ18時間分のムービーファイルがHDDのセキュア領域に保存しておけるのだが、このムービーファイルは、2時間分でも1ファイルあたり最大で512Mバイト弱程度に収まる。そのため、マスストレージ領域を空にしておけば、セキュア領域からマスストレージ領域にムービーファイルをコピーして、PCに転送するといったことも可能だ。au Music PortがインストールされていないPCにムービーをコピーしたい場合などに活用できる。

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