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グラフィックスCPUを一体化――「P901iTV」、内面の工夫:パナソニック モバイルに聞く「P901iTV」(後編)(2/2 ページ)
テレビ視聴端末ということで、ハードウェアの外見上の特徴が多い「P901iTV」。しかし内面にも、ワンセグ端末ならではの設計が見える。
P901iTVは、メニュー構成も“テレビ端末ならでは”の作りになっている。具体的には、通常のメニューのほかに、テレビメニューともいうべきメニュー画面が存在する。
上の写真は、待受画面から「メニュー」キーを押していったときの画面の推移。まず通常のメニューが表示され、もう1度メニューを押すとプライベートメニューに移行する。3回目にメニューキーを押した後の画面が一番右で、ここで決定キーを押せばワンセグテレビを起動できるようになっている。
面白いのは、このテレビメニューの左下に「セルフモード」という表示が見えること。これは電話の機能をオフにするためのモードだ。ここで設定しておけば、突然の着信によってテレビ視聴を中断させられることもないという。
対応する機能、対応しない機能
以下、P901iTVについてFOMAの各種機能に対応している/していないの対応表を作ってみた。自動時刻補正やメールの「参照返信機能」など、「P901i」では対応していなかったが「P901iS」で対応した機能が目立つ。ほかに面白いところでは、P901iTVは「FOMAプラスエリア」には対応していない。
機能 | 対応/非対応 |
---|---|
音楽再生(セキュア) | 非対応(SD-Audio非対応) |
音楽再生(ノンセキュア) | 対応(iモーションのファイル形式で読み込めば再生可能) |
メールの圏外自動送信 | 非対応 |
メールの参照返信 | 対応 |
自動時刻補正 | 対応 |
FOMAプラスエリア | 非対応 |
ポケベル入力 | 対応 |
バイリンガル | 対応 |
通話からのテレビ電話切り替え | 対応 |
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