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縦に構えて撮影しやすい「W41K」のカメラ京セラに聞く「W41K」(カメラ機能編)(1/2 ページ)

京セラのWIN端末「W41K」は、手ブレ補正をはじめとする機能豊富な3メガピクセルカメラを搭載し、音楽機能と並び注目に値する。カメラ機能のポイントを聞いた。

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 京セラが、特に音楽機能とカメラ機能に注力して開発したという「W41K」。音楽機能(2月24日の記事参照)に引き続き、そのカメラ機能について、商品企画担当の長島三氣生氏と、デザイン担当の光永直喜氏に聞いた。

京セラの光永直喜氏(左)と長島三氣生氏

「片手で構えて撮影する」ことを意識したカメラ

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W41Kは片手で構えて撮るスタイルを意識してデザインしている

 携帯電話のカメラ機能を考えるとき、ユーザーが端末をどう構えて写真を撮ると想定しているかは重要なポイントだ。回転2軸型の場合は、カメラのように横向きに構えて撮影する人もいるかもしれないが、「基本的に携帯のカメラは縦位置、つまり片手撮りスタイルで使うことが多いのではないか」と長島氏は言う。

 携帯電話のカメラは、基本的に背面(液晶の裏)側か、裏面に位置している。背面にカメラがある場合は、カメラの光軸の延長線上に液晶画面が位置するので、縦位置でも横位置でも比較的撮影しやすい。片手で持った状態で撮影するのも容易だ。ただ、折りたたみ型の場合、カメラユニットそのものの厚みがあるため、高画素カメラを背面に搭載するのは難しい。そのため、背面に高機能なカメラユニットを搭載する機種は少ない。

※初出時に「背面にカメラユニットを搭載している機種のカメラ機能は2メガクラスにとどまる」と記載していましたが、正しくない表現でしたので訂正しました。【2/28 1:47 Update】

 高画素カメラを搭載したモデルの多くは底面にカメラを備える。液晶を開くとカメラの位置と液晶の場所がずれてしまうため、回転2軸型にして液晶をカメラの光軸上に持って来れるようにしている機種が多い。しかし回転2軸型は、横位置での撮影には向くものの、縦位置で撮影する場合は案外持ちにくく、結局折りたたみ型と同じように液晶を開いて撮影することが多い。この時、液晶部は180度開かないため、カメラの向きと液晶の向きが一致しないという問題が生じる。

 W41Kのカメラ機能は、どちらかというと後者に近い。折りたたみ型で、3メガカメラを底面に装備する。しかし、上述の問題点を踏まえ、使いやすさに配慮した工夫を凝らした。カメラユニットを、上に約15度ほど傾けて設置したのだ。

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カメラユニットはレンズが液晶と平行になるよう、約15度ほど上向きに配置している

 長島氏はカメラユニットを傾けたことによるメリットを「縦位置で撮影するときに、端末を不必要に立てる必要がなく、自然な位置で構えられる。液晶とカメラの向きも合わせてあり、構図を決めやすい」と話す。

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