連載
「F702iD」「N702iD」「SH702iD」のシンプルなカメラ機能に迫る:荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(3/5 ページ)
702シリーズの「D」付きモデル3機種のカメラ機能は、はたしてどれほどの実力を持っているのか。デザインとカメラ機能の両立は可能なのか。気になる点をチェックした。
Fはさすがに上位モデルを踏襲しているので機能が豊富だ。画面上に機能のアイコンが並び、メニューをいちいち開かなくても十字キーでさっと設定できるのが便利。
シーンメニューも豊富で、「F902i」並にたくさんそろっているが、F902iほど1つ1つの効果は強くないようだ。例えば、「銀塩写真調」はF902iでは派手な色になるが、F702iDではそれほどの差が出ない。撮像素子に余力があるかないかの差かと思う。それでも、豊富なシーンモードやシャープネスなどの細かい設定などなど、機能面では充実している。
アイコンを使った機能選択は十字キーで操作する(左)。最高画質時もデジタルズームが使えるのがポイント。メニューはMENUキーを押すと現れる(中)。機能が多いのでメニューの階層も深い。特にカメラ調整(右)は細かく、これだけのメニューがある。ただ、必要な機能はアイコンでさっと選べるので普段は見なくて済む
Nは非常にシンプル。撮影モードはオートのほかにポートレート、風景、クローズアップ、ナイトモード(夜景)で、あとは明るさとホワイトバランスの調整ができるだけだ。Fと同様、画面上に撮影機能のアイコンが表示されており、メニューを介さなくてもさっと変更できる。
MENUキーを押すと、この撮影用メニューを使える(左)。撮影関係の機能がまとまっているので分かりやすくてよい。機能キーを押すと普通のメニューがポップアップする(右)。ライトはこのメニューかサイドのボタンでオン/オフを切り替える
SHはもっとシンプルでシーンも夜景・スポーツ・文字だけ。画像サイズがCIF(352×288ピクセル)以下のときは色鉛筆や波紋などいろんなエフェクトをかけられるが、VGA以上のときはダメ。そのへんがちょっと残念だ。
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