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ウィルコム、W-SIMが「特許権侵害」として訴訟提起を受ける
ウィルコムは、同社の通信モジュール「W-SIM」が特許権を侵害しているとして、ヒューネット・ディスプレイテクノロジーから訴訟提起を受けた。
ヒューネット・ディスプレイテクノロジー(HDT)は3月24日、ウィルコムの通信モジュール「W-SIM」がHDTの特許権を侵害しているとして、訴訟提起を行った。東京地方裁判所に提起したもので、ウィルコムに対しW-SIMの譲渡などの差し止めを請求している。
対象となる特許は、HDTが持つ「電話送受信ユニット及び移動体通信端末」(特許第3048964号)。従来からHDTとウィルコムとの間で話し合いが行われていたが、「合意に至ることができなかったため」(HDT)今回の訴訟提起に踏み切ったという。
ヒューネット・ディスプレイテクノロジーは、ヒューネットの100%子会社で従業員数は17人。液晶製造の技術・特許をライセンス供与しており、「知的財産権をHDTの重要な資産と位置づけている」という。
ウィルコム広報部は本件について「訴状を見ていないため、コメントできない」としている。
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