ニュース
KDDIのBREW対応端末、累計2000万台を突破
日本国内でのBREW対応端末の累計販売台数が2000万台を超え、BREWアプリの累計ダウンロード数が7500万を突破した。
KDDIと米Qualcommは3月29日、2005年12月現在で「BREW」に対応した端末の累計販売台数が2000万台を突破したと発表した。BREWアプリケーションも、累計ダウンロード数が7500万を超えたという。
2003年2月から導入した携帯電話向けアプリケーションプラットフォームBREW(2003年1月29日の記事参照)は、米Qualcommが開発したプラットフォームだ。ネイティブアプリケーションに近い柔軟性と速度を持つ点が特徴で、端末内部のメモリや機能にもアクセスできる点がJavaとは異なる。
KDDIによる検証を経て、KDDIが運営するサーバからダウンロードできるようにする必要があるため、Javaアプリのようにユーザーが自由に作成して配布することはできないが、自由度が高く高機能なアプリを作りやすい。また、BREWは低価格な端末でも実用的な速度で動作する点をウリとする。
KDDIはBREWを使った共通プラットフォーム「KCP」も開発している(2005年9月20日の記事参照)。
関連記事
- BREWを使ったプラットフォーム「KCP」とは何か
端末のプラットフォームとしてのBREWは、LinuxやSymbian OSなどの“OS”と対比して語ることもできる存在だ。いち早くBREWを使ったプラットフォーム「KCP」を開発したKDDIにその狙いを聞いた。 - BREWアプリは公開まで、なぜ時間がかかるのか
BREWアプリがダウンロードできるようになるまでには、KDDIの審査を通り、厳しいチェックにパスしなくてはならず、それがアプリ公開まで時間がかかる原因になっている。具体的にどのような審査が行われているのかを取材した。 - QualcommのBREWはiアプリを超えるか?
Qualcommが提唱する,CやC++言語で記述できる携帯電話向けプラットフォーム「BREW」が姿を現してきた。 - KDDI、BREWを導入〜ローエンド端末にも
KDDIがBREW端末「A5304T」を発表した。BREWによって、アプリケーションの世界流通、企業向けアプリケーションの開拓、コンシューマ向けの快適なアプリケーション環境を狙う。Javaとは異なり、今後ローエンド機にもBREWを搭載していく予定
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.