アルミの強度は上がったか──「SH902iS」:夏モデルの“ここ”が知りたい「SH902iS」編(1)
スタイリッシュなアルミ外装を採用した「SH902iS」では、やはりアルミがへこまないか心配な読者が多いようだ。「SH901iS」より強度が上がっているか、という質問が目立った。
質問:アルミ部分の耐久性は上がっているのか
外装にアルミパネルを採用したSH902iSに関しては、「SH901iS」でアルミパネルをへこませてしまったユーザーが多いようで(2005年7月5日の記事参照)、「アルミの耐久性はどうなっているのか」という質問が非常に多かった。
結論から先に言うと、「アルミの強度はSH901iSのものより高めている」(ドコモ)とのことだった。具体的にどの程度強化したかまでは回答が得られなかったが、厚みを増したほか、表面に丸みを持たせ、平面だったSH901iSより強度を上げているという。中央に有機ELのサブディスプレイを搭載するための穴があるので、ほぼ全面がアルミだったSH901iSより強度も高いと考えられる。
ただ、やはり金属ということもあって、硬いものやとがったものとぶつかった場合などには、樹脂よりはへこみが残りやすい。扱いに注意が必要な点には変わりはないだろう。
質問:閉じた状態で操作できる機能を教えてほしい
SH902iSは、回転2軸型ではなく折りたたみ型の端末になった。サブディスプレイを搭載したことから、端末を閉じた状態でどんな操作や確認ができるのか知りたい、という声も多かった。
待受中にサブディスプレイに表示できるのは電波状態と電池残量、それに日付と時刻、iチャネルの情報程度。音声の着信時には、電話帳に登録があれば氏名を表示する。また、不在着信の件数や新着メールの数(不在着信と新着メールが両方ある場合は不在着信のみ)の表示にも対応しているほか、アプリを起動中に端末を閉じた場合は起動中である旨も表示される。SD-Audioの再生中には曲名やアーティスト名などが確認可能だ。しかし、例えばスケジュールを確認したり、メールの本文をプレビューしたりすることまではできない。
有機ELサブディスプレイを常時点灯させておくことが可能か問う声もあったが、これも対応していない。初期設定ではサブディスプレイの表示は約15秒で消えるようになっている。省電力設定をカスタマイズし、照明時間を変更すれば最長で99秒にまで延ばせるが、それ以上は無理で、常時点灯には対応していない。消灯したサブディスプレイを表示させるには、側面のキーなどを押す必要がある。
「メール受信時にサイドキーで着信音やバイブを止めることができるか」という質問もあったが、これもできないようだ。
※今回の検証は、発表会で展示されたデモ機で行っており、製品版では仕様が変わる可能性もあることをご了承いただきたい。
関連記事
- 防水や着うたフル、HSDPA携帯など10機種──ドコモの夏モデル
ドコモの夏モデルは、902iSシリーズ5機種、902i系企画端末が3機種、702iシリーズ2機種の計10モデル。防水携帯やGPS携帯、HSDPA携帯など、多彩なモデルが用意される。 - 最長22時間の音楽再生に対応したアルミボディ──「SH902iS」
オーディオプレーヤー機能を強化した「SH902iS」では、最長約22時間の連続音楽再生を実現。背面にはアルミ製の外装を採用し「SH901iS」をほうふつとさせる。 - 写真で解説する「SH902iS」
アルミ外装を採用したシャープ製のハイエンドFOMA「SHO902iS」は、最長22時間の音楽再生が可能な高機能端末だ。背面に有機EL液晶を搭載し、折りたたみ型のボディを採用した。 - 「音楽を強く打ち出したい」――ドコモ新機種の狙いは
既報のとおり、NTTドコモはFOMA 90xシリーズ8機種を含む11機種を発表した。併せて新サービスも発表したが、ドコモの狙いとは? - 「SH901iS」記事一覧
- 「SH902i」記事一覧
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.