ドコモ、法人向けのカメラなし端末「D702iBCL」を発表

ドコモは、法人企業向けにカメラ機能をなくしたストレート端末「D702iBCL」を6月26日から販売する。個人ユーザー向けの販売は行わないという。

[園部修，ITmedia]

　NTTドコモは、カメラによる情報漏えいなどを嫌う法人企業向けに、カメラを非搭載としたFOMA端末「D702iBCL」を発表した。6月26日から全国のドコモ法人営業部門で販売を開始する。

　D702iBCLは、三菱電機製の「D702i」をベースにカメラ機能をなくしたストレート型の端末。2インチのQVGA液晶を搭載し、日本語入力システムにATOK＋APOTを採用する点などはD702iと共通だ。

　D702iとの違いは、カメラを搭載していないこと、ボディカラーがブラック単色であること、カメラがないため重量が約2グラム軽くなり97グラムになっていること、バーコードリーダー機能がないことなどが挙げられる。またD702iに搭載されていたiアプリ「Gガイド番組リモコン」がなくなっているほか、サウンドレコーダーを利用した音声録音もできなくなっている。

　型番にあるBCLは、“Business Camera Less”の頭文字から取ったものだという。D702iでカメラが搭載されていた部分はカバーが取り付けられ、背面には“CAMERALESS FOMA”の文字がプリントされている。

D702iBCLの背面には“CAMERALESS FOMA”の文字がある。外観はカメラ部分がカバーされている点を除けばD702iとまったく同じだ

　なおD702iBCLはドコモの法人営業部門でのみ販売し、ドコモショップや量販店での個人向け販売は一切行わないという。

機種名	D702iBCL
サイズ（幅×高さ×厚み）	47×130×16.8ミリ
重さ	約97グラム
連続通話時間	約170分
連続待受時間	約560時間（静止時）、約400時間以上（移動時）
カメラ	−
外部メモリ	−
メインディスプレイ	約26万2144色 2インチQVGA TFT液晶
サブディスプレイ	−
ボディカラー	BLACK

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