幸せのポートレート「嫌われてる!」:Mobile&Movie 第222回
映画の中に登場する“モバイル製品”をご紹介する「Mobile&Movie」。今回ご紹介するのは、サラ・ジェシカ・パーカー主演の「幸せのポートレート」。携帯が手放せない女の結婚の行方は?
作品名 | 幸せのポートレート(The Family Stone) |
監督 | トーマス・ベズーチャ |
制作年・製作国 | 2005年アメリカ作品 |
今回ご紹介する作品は、海外ドラマ『SEX and the CITY』(SATC)のキャリー役でおなじみ、サラ・ジェシカ・パーカー主演のホームドラマ『幸せのポートレート』。大御所ダイアン・キートンや、売り出し中のレイチェル・マクアダムス、すっかり大人になったクレア・デーンズなど、豪華キャストが脇を固めます。
トゥルルルル、トゥルルル……。物語は携帯電話の呼び出し音から始まります。
「彼女の都合は関係ないわ!」
イライラしながら電話に出るメレディス(サラ・ジェシカ・パーカー)。
「レポートを仕上げてちょうだい!」
メレディスは、婚約したばかりの恋人エヴェレット(ダーモット・マローニー)とのデート中でも、携帯電話が手放せません。これまで付き合った男は、そんな姿を見て怒ったり呆れたりしていましたが、エヴェレットはメレディスを許してくれる理想の相手。
いよいよクリスマス休暇に、エヴェレットの実家を訪問することになったメレディス。仕事を完璧にこなし、ファッションセンスも抜群、怖いものなしのメレディスも、恋人の彼氏と会うのに緊張気味。オープンマインドなエヴェレットの家族に、神経質なメレディスはなじめないような気がしていたのです。
車を走らせて数時間、とうとうエヴェレットの実家に到着しました。おそるおそる家に入るメレディスを、エヴェレットの母シビル(ダイアン・キートン)はハグで歓迎します。ぎこちなく応えるメレディスに、シビルはちょっとイライラ。エヴェレットの部屋に荷物を運ばれ、メレディスは結婚前に同じ部屋には泊まれないと断固主張。エヴェレットの妹エイミー(レイチェル・マクアダムス)の部屋を使わせてほしいと頼み込みます。エイミーは誰も気にしないのにと、かなりイライラ。こうして、メレディスの神経質さに、大らかなエヴェレットの家族たちは苛立ちを募らせていきます。
メレディスも、自分がエヴェレットの家族を怒らせていることを感じていました。たまらず、妹のジュリー(クレア・デーンズ)に電話をかけます。
「嫌われてる!」
ジュリーに思いをぶつけるメレディス。1人でこの家に滞在するのは耐えられないと、ジュリーに一緒にいてと頼みます。この携帯電話のやり取りが、後に2人の運命を変えていくとも知らずに……。
一方、エヴェレットも母シビルに頼みたいことがあって、帰ってきたのです。それは祖母から伝わるエンゲージリングを譲ってもらうこと。それを受け取った上で、メレディスにプロポーズするつもりでした。しかし、シビルは渡したくないと断ってしまいます。困り果てるエヴェレット。
家族に反対されたメレディスとエヴェレットの結婚の行方は? やがて家族の秘密も明かされ、心暖まるエンディングに向かいます。
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