持ちやすさ、使いやすさ、楽しさを追求した2.6インチワイド液晶搭載機──「W43CA」
ロングセラー端末「W41CA」の後継機となる「W43CA」は、W41CAの楽しさ、使いやすさを継承しつつ、auの最新サービスにもしっかり対応した端末だ。どんな端末なのか、写真で紹介していこう。
W43CAのコンセプトは、「オーソドックスな折りたたみデザインに、最新サービスを詰め込んだバランスのいい端末」。2月に発売され、未だに人気が衰えない「W41CA」の後継機種として、“たくさんの人にとって使いやすい、使ううちに愛着のわく端末”に仕上げた。
誰にでも使いやすいオーソドックスなデザインで、最新機能を楽しむ
W41CAの49×103×22ミリから、51×106×24ミリとほんの少し大きくなったW43CA。回転2軸ヒンジ構造から一般的な折りたたみデザインに変更され、丸窓の背面ディスプレイが付いたことにより、2005年5月に発表された1X端末「A5512CA」に似た雰囲気になった。背面ディスプレイは有機ELを採用しており、時計や着信などに加え、新サービス「EZニュースフラッシュ」のテロップなども確認できる。
基本スペックはW41CAに近く、2.6インチのワイド液晶や、新たに手ブレ軽減機能を追加したオートフォーカス(AF)機能付きの2.1メガピクセルカメラ、EZ FeliCa、赤外線通信、ICレコーダー、PCサイトビューアーなどを用意し、au ICカードにも対応している。外部メモリはmicroSDカードとなった。
auが打ち出した新サービスのうち、「EZチャンネルプラス」や「EZニュースフラッシュ」「au My Page」「デコレーションメール」「アドレス帳預けて安心サービス」などに対応している。ワンセグやテレビ電話といった機能こそないが、実用的なさまざまな機能を楽しめる端末といえる。
親近感のあるデザインとレトロなイメージを
前モデルといえるW41CAは、「使っているうちに愛着が湧く」という声の多い端末だった。W43CAにもそのエッセンスは引き継がれている。W43CAでは、“Heart Craft”というデザインテーマのもと、持ちやすさと使いやすさ、そして楽しさを追求した。
外観はやわらかな印象を与える丸みを帯びた形状で、手になじむ形状だ。端末の開閉もしやすく、開いた状態では固定電話の受話器のようなラインになっている。
キーは立体感があり大きめで、なかなか押しやすい。横はフレームレス、縦は広めにスペースを取っており、押し間違いにくい工夫をしている。キーのバックライトの色は端末カラーによって異なり、レッドポストが赤、ホワイトマグとネイビーインクはオレンジとなっている。
W41CAで絶大な人気を誇ったのが、Flashで描かれたペンギン待受アニメ(3月2日の記事参照)。W43CAにはペンギン待受は入っていないが、「ストーリー性のある待受デザイン」というコンセプトは受け継がれており、「街」「顔あれこれ」という待受Flashアニメ&メニュー画面が用意されている。時間帯や季節などによって変化する独自のグラフィックを用意して、愛着が持てる端末に仕上げている。
なお、どうしてもペンギンに会いたいという人には「待受時計(デジタル)」がオススメ。ペンギンの他にもダチョウやウサギ、アヒルなどの動物が登場、端末を開閉するたびに動物がランダムに現れる。
実用的な機能も満載
「G'zOne W42CA」に引き続き、2種類のアドレス帳をシーンに応じて使い分けられる「Wシーン」機能や、電子辞書として活用できるモバイル辞典も搭載した。モバイル辞典は「デイリーコンサイス和英辞典」「デイリーコンサイス和英辞典」「デイリーコンサイス国語辞典」のほか、「英会話とっさのひとこと辞典」「ビジネスキーワード」「スポーツ用語辞典」の6種が提供される。
音楽機能は「LISMO」のほか、別売の「SD-Jukebox」を入手すればmicroSDに転送した楽曲を再生する「SDオーディプレーヤー」も利用できる。イヤフォンを装着し、端末を折りたたんだ状態であれば最長約18時間の連続再生が可能だ。
機種名 | W43CA |
---|---|
サイズ(幅×高さ×厚み) | 51×106×24ミリ |
重さ | 約130グラム |
連続通話時間 | 約220分 |
連続待受時間 | 約300時間 |
カメラ | AF付き有効207万画素カメラ |
外部メモリ | microSD(別売り) |
メインディスプレイ | 2.6インチ(240×400ピクセル) |
サブディスプレイ | 0.9インチ(96×64ピクセル) |
ボディカラー | レッドポスト、ホワイトマグ、ネイビーインク |
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