Flash付きメールの送信も可能に──KDDIが「絵文字め〜る」をリニューアル
KDDIは8月31日から、「絵文字め〜る」サービスをリニューアルし、Flashアニメ付きのメールや「デコレーションメール」を送信できる新サービスを提供する。
KDDIは8月31日に、現在トリワークスと協力して提供している絵文字変換サービス「絵文字め〜る」を、「デコレーションメール」非対応機種からでもデコレーションメールが送れる「デコレ&絵文字デラックス」にリニューアルする。9月1日から30日までに新規で有料コースに登録した場合は、申し込み月の情報料(105円)を無料にする「新規無料キャンペーン」も行う。
絵文字め〜るでは、au端末の利用者がドコモやボーダフォンの携帯電話と絵文字入りのメールをやり取りする際に、絵文字を変換したり、HTML化してURLが記載されたメールを送り、ブラウザで確認できるサービスを提供していた。しかし、9月5日からは他キャリア宛てや他キャリアから届くメールに絵文字が含まれる場合、絵文字が自動変換されるようになる(7月11日の記事参照)ことから、サービス内容を変更する。
新サービスには、無料コースと月額105円の有料コースを用意する。無料コースでは従来通りauの絵文字をそのまま他社の携帯で閲覧できるよう、サーバにHTMLファイルを用意するサービスを提供するほか、「顔」「新幹線」「犬」の3種類の「フラッシュデコレーションメール」(後述)が利用可能だ。
有料コースでは、件名の先頭に好みの絵文字をカッコ(【】、<>、[ ])でくくって入力すると、494種類あるauの絵文字をイメージして作成された、Flashアニメーションを含むフラッシュデコレーションメールが送れる。フラッシュデコレーションメールには、80文字までの本文も入力可能だ。さらに、件名の先頭に絵文字を入れ、本文に最大80文字までの文章を書いてメールを送信すると、本文を絵文字に応じたテンプレートを利用したデコレーションメールに自動変換して送信する。
そのほか件名の頭に動物名を入力すると、auの顔・表情系の絵文字42種類が、入力した動物の絵文字に変換される「動物メール」機能も提供する。変換できる動物はライオン、イヌ、コアラ、ヒヨコ、タヌキ、ウサギ、オオカミ、ヒツジ、レッサーパンダ、ネコ、トラ、クマの12種類。また件名の先頭に、「キュート」「ファンシー」「クール」「ゲーム」のいずれかのテーマを入力すると、絵文字をテーマに沿ったものに変換する「デザイン絵文字メール」サービスも用意する。
なお、変換されたメールはメール本文に表示されたURLにアクセスして、ブラウザを利用して閲覧することになる。
サービスの変更に伴って、キャンペーンも実施する。冒頭でも述べたとおり、9月1日から30日までに新規で有料コースに登録すると、申し込み月の月額利用料105円が無料になる。また「絵文字め〜る」の利用者数が120万人を突破したことを記念し、9月1日から30日までに応募した有料コース会員から抽選で5500人に動物メールの絵文字やauの絵文字のぬいぐるみ型ストラップをプレゼントする。
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