スリムになって帰ってきた“P”、使い勝手はどう?――「705P」(2/4 ページ)
ソフトバンクモバイルの誕生と時を同じくして、パナソニック モバイルコミニュケーションズ製の「705P」が発売された。同キャリア向けのパナモバ端末は、J-フォンが2002年に投入した「J-P51」以来であり、実に4年ぶりとなる。
キーレイアウトはスタンダード仕様
ユーザーインタフェースも気になる部分だ。基本操作はボーダフォン3G端末のスタンダードと言える構成で、待受画面で決定キーを押すとメニューが起動する。アドレス帳やメール、Web(Yahoo!ボタン)キーのレイアウトも共通で、確認画面などでは左ソフトキーがポジティブ動作(選択/Yes)、右ソフトキーがネガティブ動作(戻る/No)となる。
ただし、ほとんどの場合は決定キーをポジティブ動作、クリアキーをネガティブ動作に利用できるので、同社製のPDC端末や、au端末などから移行しても違和感はなさそうだ。また、マルチタスクにも対応しないなど、同じ3G端末でもNTTドコモ向けのFOMAとはまったく異なるソフトウェアとなっている。
FOMAの“P”に似ているのはキーレイアウトだ。ドコモのP端末の場合、メニューに当たるキーが、705Pではテレビ電話に割り当てられ、マルチタスクボタンが省略されているところのみが異なる。
日本語入力時のキーレイアウトもほぼ共通で、入力モード切り替え、大小文字のトグル、逆トグル、改行などは同じキー位置が割り当てられている。ドコモのP端末では側面にあったページスクロールは、705Pではテレビ電話/カメラキーになる。この点は705Pのほうが使いやすいと感じる。もっとも、ドコモのP端末の場合、同じ位置にあるメニューボタンをマルチタスク動作で利用する関係上、機能レイアウトまで同じわけではない。
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