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「M1000」、ウイルス感染の恐れ──パターンデータバージョンアップで対応
NTTドコモのビジネスFOMA「M1000」にウイルス感染の恐れがあることが判明した。セキュリティスキャンLight機能を操作することで、最新のパターンデータへのバージョンアップが行える。
NTTドコモは11月20日、同社のビジネスFOMA「M1000」にウイルス感染の恐れがあるとして、セキュリティスキャンLight機能を更新するための最新パターンデータを用意したと発表した。
電源オン時の起動不可、アプリケーションのインストール/アンインストール不可、SMSの送受信不可および新規作成不可などが、感染時の症状として報告されている。今回対処したウイルス名と感染時の症状は以下の通り。
ウイルス名 | 感染時の症状 |
---|---|
SymbOS/Multidropper.bx | 不要アプリケーションの追加 「電話」および「ToDo」アイコン変更 電源オン時の起動不可 アプリケーションのインストール/アンインストール不可 |
SymbOS/Multidropper.bp | 不要アプリケーションの追加 「ToDo」アイコン変更 アプリケーションのインストール/アンインストール不可 |
SymbOS/Appdisabler.i SymbOS/Appdisabler.j SymbOS/Appdisabler.m SymbOS/Appdisabler.n SymbOS/Appdisabler.o SymbOS/Appdisabler.p |
不要アプリケーションの追加 アプリケーションのインストール/アンインストール不可 |
SymbOS/Multidropper.cd | SMSの送受信不可および新規作成不可 メールアカウント設定画面の表示不可 ウイルスのアンインストール後、未読SMS閲覧不可 |
最新パターンデータ(Ver.2.6)は、セキュリティスキャンLight機能を操作し(取扱説明書414ページ〜418ページを参照)、パターンデータの更新を行うことで入手可能だ。
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