「1.6倍速い」新W-SIMが赤い理由:Mobile Weekly Top10
赤耳ことW-OAM対応W-SIM「RX420AL」。ビンテージジーンズを連想する読者もいると思うが、ウィルコムも「ちょっと良いもの」というニュアンスを込めて、使っていたという。
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先週のアクセスランキングでトップを飾ったのは、存在感あるヒンジが特徴のソニエリ「W44S」開発陣インタビュー。W44Sは、そのヒンジが可能にした縦・横自在の「デュアルオープンスタイル」や、国内初のデジタルラジオ対応など、話題豊富なauのハイエンド端末だ。
ランキングの中にも登場する「赤耳」とは、ウィルコムのW-OAM対応W-SIM「RX420AL」のこと。RX420ALはW-SIMのアンテナ部が赤くなっており、従来のW-SIM「RX410IN」と見分けられる。「9(nine)」開発陣インタビューの記事でも軽く触れたが、ウィルコム社内では開発時から赤耳と呼ばれていたらしい。
赤耳というと、ビンテージジーンズを連想する読者もいると思うが、同じように「ちょっとよいもの」というニュアンスも含んでいたようだ。
取材時に聞いた話では、そもそもW-SIMのアンテナ部の色は、製造メーカーのコーポレートカラーにするというルールがあったとか。従来のRX410INではグレーだが、この色はメーカーのネットインデックスのコーポレートカラーの1つ。RX420ALが赤いのは、メーカーであるアルテルのコーポレートカラーを採用したのが理由だ。
赤くても3倍速いわけじゃないRX420ALだが、シャ○専用モビルスーツは量産型より3割性能が良いだけで、パイロットの腕で3倍速く見せているという設定。RX410INより1.6倍速いRX420ALを使えば、従来より3倍速いモバイル環境を構築することができるかもしれない。そう、端末の性能差が、戦力(?)の決定的差でないように……。
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