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MNP受付停止はシステムの設定ミス──KDDIの小野寺社長が謝罪
KDDI定例会見の席上で小野寺正社長が、17日に発生したシステム障害に伴うモバイル番号ポータビリティ受付停止について原因を説明し、謝罪した。
12月20日、小野寺正社長が定例会見の冒頭で、17日に起こったシステム障害による番号ポータビリティ(MNP)受付停止(12月18日の記事参照)について謝罪した。
原因について小野寺氏はシステムのチェックミスだと説明。システムは、携帯電話の販売最盛期となる3月のデータに基づいて設定していたが、短時間に新規契約やMNP関連の申し込みが集中したことから、ある特定のサーバに集まったトラフィックが分散できなくなり、それが障害発生につながったとした。「ソフトバンク問題が起こったときにチェックしたが、ミスがあった。ソフトウェア上の試験が必ずしも充分ではなかったといわざるを得ない。当初設計していた処理能力に比べ、結果的にかなり少なかった」(小野寺氏)
KDDIでは、18日からシステムが円滑に稼働するよう、システム内のHDDを増設してデータ処理を分散させる対策を講じ、現在のところ順調に稼働しているという。
各種申し込みが集中すると予想される12月23日と24日に向けても、さらに処理能力を高めるようハードウェアの増設やアプリ処理の見直しによる処理の軽減を図るとともに、春の商戦期に向けても、システムの増強策をさらに検討するとした。
小野寺社長はまた、広告表示について公正取引委員会から注意を受けたことにもふれ、ユーザーに誤解を与えるようなことは避ける方向を取ると説明した。
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