ノキア・ジャパンは12月25日、SIMロックフリーの「E61」を発売開始した(12月8日の記事参照)。Nokia storeやオンラインショップ、販売代理店において、順次販売を開始する。ノキア・オンラインショップの価格は5万7540円。ノキアジャパンでは、「当初出荷台数には限りがある」としており、入荷状況についてはノキア・ジャパンのホームページを確認するよう勧めている。
E61は、QWERTYキーボードを備えたコンパクトなW-CDMA/GSM端末で、日本ではNTTドコモやソフトバンクのW-CDMA対応SIMを、海外ではGSMやW-CDMAのSIMカードを差して利用できる。IEEE 802.11g/e/i準拠の無線LAN機能を搭載し、POP3、IMAP4、SMTP、IMAP IDLE対応の電子メールソフトやVoIP用クライアントソフト、フルブラウザが内蔵され、カメラは非搭載となる。
「BlackBerry Connect」や「インテリシンクモバイルスウィート」といった企業向けのプッシュ型Eメール・ソリューションに対応し、予定やアドレス帳の同期が可能。「Exchange ActiveSync」 で「Exchange Server」との同期もサポートする。「Avaya one-X Mobile Edition 4.1」「ユニファイドコミュニケーションシステム」を利用した高度な音声通話やSIPサーバと連携しIP電話としても利用できるなど、企業導入の際に役立つ機能を備えている。
なお、利用に当たってはドコモのiモードやソフトバンクのYahoo!ケータイサービスには対応せず、パケット定額プランが適用されない点に注意が必要だ。
企業向けには代理店の兼松コミュニケーションズおよびダイワボウ情報システムが販売。また国内のNokia store(東京駅八重洲地下街、成田第一、成田第二)やNokia @O-parts lifestyle shop、ノキア・オンラインショップなどで一般向けに販売する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- SIMロックフリーのビジネス携帯「E61」、ノキアブランドで年内に販売開始
ノキア・ジャパンは、QWERTYキーボードを搭載したビジネス携帯「E61」の販売を年内に開始する。SIMロックフリーで、各社のSIMカードが使える。 - ビジネス携帯は日本市場で強みを生かせる──「E61」を投入するノキアの狙い
ノキア・ジャパンが、SIMロックフリーのビジネス携帯「E61」を日本市場に投入。ビジネス携帯に求められる機能は、グローバルでITユーザーが求めるものと共通しており、同社の強みを生かせるという。 - “自分の時間”を作るために──Nokia E61
キャリアを問わず利用できるスマートフォン「Nokia E61」が発売になる。ノキア・ジャパンでは「ビジネスパーソンが自分の時間を作るための道具」と位置づけた。 - 「エンタープライズ市場のトップを狙う」──Nokiaのビジネス携帯「ESeries」
Nokiaが、ビジネス利用に特化した携帯電話の新シリーズ「ESeries」を発表した。同シリーズの投入で、「2008年までにエンタープライズ市場のトップを目指す」という。