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写真で解説する「WX320K」(2/2 ページ)
W-OAMに対応した京セラ製の折りたたみ端末「WX320K」。背面パネルにアルミ素材を用いシンプルでソリッド感のあるデザインに仕上げ、1.3メガカメラとJava環境を内蔵した。
“京ぽん3”ではなく、“シンプル京ぽん2”?
発表時期や型番などから、同じく京セラ製の“京ぽん2”こと「WX310K」の後継と思ってしまうが、実際はエントリーモデルである“シンプル京ぽん”「WX300K」をフルモデルチェンジした存在だ。
ウィルコムでは「現在WX300Kで提供している、通話・メール・Webブラウジングといった日常的な機能に、1.3メガカメラやJavaなどのトレンドスペックと言える要素を追加した。高付加価値を求める端末ではなく、あくまでスタンダードな位置付け」(説明員)と話している。そこで気になるのが、WX310Kの後継となるハイエンドな音声端末の登場だが、発表会場では「現在、検討中」(説明員)という説明にとどまった。
クローバーの壁紙を設定した待受画面(左)。プリセットする壁紙はこのほかに、猫や金魚、蝶、花びらなど自然をモチーフにした画像を用意する。メニュー画面はポインタを動かすとアイコンがアニメーションするタイプ。「セレクトメニュー」機能により3種類のデザインを切り替えられる
内蔵するブラウザはフルブラウザの「Opera」で、バージョンはVer.7。Webページをケータイ/フルスクリーン/スモールスクリーンの3つのモードで表示でき、11段階に拡大縮小できる点はWX310K/WX300Kと同じだ。ただし、Java(MIDP2.0)とOperaサーバーサービスを利用したRSSリーダー機能を備える。Operaサーバーサービスについて、利用方法などは端末の発売のタイミングで発表されるという。WX310Kで行われた「アプリケーションの追加」機能には対応せず、Flashは搭載していない
カメラは有効130万画素CMOSで、最大撮影サイズは1280×960ピクセル。撮影シーンモードとしてオート/蛍光灯/太陽光/白熱灯のほか、ナイトモードを用意した。なお、撮影補助灯は搭載しない。セピアとモノクロの2つの特殊効果を撮影時に使うことができる。データフォルダ容量は約16Mバイトで、もちろんQRコードの読み取りにも対応
ネットに接続する際の登録できるダイヤルアップ先と、設定できるメールアカウントの数はそれぞれ3つで、従来機種と同様。うち1つはCLUB AIR-EDGEとウィルコムEメールに設定されている。メールのフィルタリング機能も、メール種別・アカウント・送信者(メールアドレスでの判別かグループ登録)で、これまでよ同じ仕様
アクセサリのバックアップメニューは、端末に登録しているアドレスやスケジュール、TODO、ブックマーク、送受信したメールをデータフォルダにコピーする機能。コピーしたデータはメールに添付したり、USBケーブルを介すことでPCにバックアップ、またはリストアできる機能。
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