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MNPが好調のKDDI、第3四半期決算は増収増益

2006年12月末時点の純増数がMNPの純増数48万を含む131万2000と、携帯電話事業が好調なKDDI。第3四半期は、売上高10.4%増、営業利益22.7%増の増収増益となった。

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Photo 第3四半期の事業概況を説明する小野寺正社長

 KDDIは1月25日、2007年第3四半期の決算を発表した。番号ポータビリティやツーカーからの同番移行が好調な携帯電話事業が堅調に推移し、固定通信事業の営業損失を吸収したことから、連結ベースの売上高が前年同期比10.4%増の2兆4625億円、営業利益が前年同期比22.7%増の3161億円、経常利益が前年同期比24.9%増の3196億円と増収増益を達成。2003年3月期から第3四半期の決算としては、4期連続で連続で増収増益となった。

 好調な移動通信事業は、売上高が前年同期比7.1%増の1兆9760億円、営業利益が前年同期比12.1%増の3359億円、経常利益が前年同期比13.8%増の3393億円で増収増益を達成。「連結ベースで見ても移動通信事業が売上の4分の3を占める」(小野寺正社長)という言葉通り、事業を牽引している。

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 移動通信事業の好調を支える番号ポータビリティは、12月末で純増数が48万4000と「出足好調」(同)。その内訳はポートインが63万2000、ポートアウトが14万8000とした。ポートインのユーザーはWINの割合が83%でパケット定額制の契約率も80%と高く、ARPUもau平均に比べて1330円高いという結果が出ているという。

 もう1つの要素となるツーカーからの同番移行は31万2000(累計で177万)。番号ポータビリティ以外の純増も48万2000にのぼり、第3四半期のトータルで131万2000の純増を記録した。これにより12月末の契約数は2723万(シェア28.7%)に達し、目標とする累計稼働シェア30%に向けて「まずまずの推移」(同)とした。

Photo 純増の推移と内訳

Photo WIN契約の推移(左)とMNPユーザーのシステム別内訳(右)

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