写真で解説する「らくらくホン ベーシック」(2/2 ページ)
“やさしさ”の基本形──携帯の基本機能の使いやすさを改めて原点に戻って徹底追求した簡単ケータイ、それが「らくらくホン ベーシック」だ。従来機のらくらくホンIIIから継承した機能や使い勝手に加え、持つ人に“やさしさ”を与えるデザインや新たな親切機能を備えて登場する。
らくらくホン ベーシックは、らくらくホンIIIで好評だったワンタッチダイヤルボタンや大きく押しやすく、判別しやすいボタン類、文章調の理解しやすいメニュー構成、歩数計/音声読み上げ機能などの従来から好評だった機能はそのまま継承し、新たに“使いやすさのさらなる進化”のための機能が追加されている。
同シリーズの中で高機能機種と位置付けるFOMAらくらくホンIIIとサイズを比較。らくらくホン ベーシックの本体サイズは幅51(幅)×102(高さ)×19.9(厚さ)ミリ/重量約103グラムとなる。丸みを帯びたフォルムのために受ける印象はかなり異なり、カメラなどがない分、やや薄い。デザイナーの原研哉氏によると、厚すぎず、薄すぎず──手に持ってちょうどよい厚さを追求したという
代表的な機能に、FOMAらくらくホンIIIなどに搭載される、相手の声がゆっくり聞こえる「ゆっくりボイス」や賑やかな場所でも相手の声を聞き取りやすくする「自動はっきりボイス」機能、大きな文字で表示する同シリーズ用のiチャネル/iメニューUIがあり、さらにらくらくホン ベーシックの新機能として「メールらくらく返信」や「着信時の名前読み上げ」「光ガイド」などの機能も備わった。
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ゆっくりボイス機能は、通話中に右側面の[音声読み上げ/ゆっくりボイス]ボタンを押すことで、相手の話す声がゆっくり(約0.7倍)聞こえるようになる機能。会話中の無音空間を利用し、無音空間を縮めるとともに発声部分を伸ばすことで実現する仕組みとなる。
自動はっきりボイス機能は、賑やかな場所でも相手の声がはっきり聞こえるよう補正するもの。周囲の騒音レベルを測定し、一定以上のレベルになると自動的に有効になる。


内部UIは、らくらくホン ベーシック用として新たに採用した見やすいフォントも特徴の1つ。メニューのUIもシンプルで認識しやすいアイコンを用い、ニュースを自動的に配信する「iチャネル」の文字サイズもFOMAらくらくホンIIIと同じく30ドット(90xシリーズなど他シリーズは20ドット)の大きい文字サイズで表示される
メニューUIは、文字列+上下スクロールのみで操作可能な「リスト形式」、3行×3列のアイコンで表示する「タイル形式(アイコン)」、3行×3列の文字列で表示する「タイル形式(文字)」の3つから選択できる。各々の機能にカーソルを合わせると、その機能を音声で読み上げてくれる*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***


届いたメールに対する返信メールの利用シーンを考えると納得できる便利機能が「メールらくらく返信」。届いたメールを返信する場合、「今から帰ります」「遅くなります」「ごめんなさい」など、メールの返信時によく使うであろう定型文から選ぶ操作が“デフォルト”となっている。リストから選び「送信する」を選ぶだけでメール返信完了、という感じだ。もちろん「自分で入力」から返信内容を入力していくこともできる

新規メール作成時も例文から選べる。「もうすぐ着きます」「遅くなります」「今から帰ります」などは特によく使われそうだ。そういえばうちの親(団塊世代)、メールのひとこと目は決まって「元気ですか」、ふたこと目に「いつ帰省するのか」。こういうのが入っていてもおもしろいと思ったが、これはシーンを限定しすぎか*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***

iモード系メニューは、待受時に[決定]キーの長押しで表示できる。iメニューも同シリーズ用のシンプルなものがトップページとして表示される。ページの中ほどにある「通常iMENUを使う」というリンクをたどることで通常のiメニューへもアクセスできるCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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