ワンセグはどう?──「P903iTV」:「P903iTV」の“ここ”が知りたい(1)(1/2 ページ)
高感度と長時間視聴が特徴のパナソニック モバイル製ワンセグ端末「P903iTV」。ワンセグの使い勝手はどうか、どんなことができるかという質問が多く寄せられた。
質問:ワンセグ視聴どう? 起動は速い?
パナソニック モバイルのドコモ向け第2弾となるワンセグ端末が「P903iTV」。以前のワンセグ端末「P901iTV」と比較し、ディスプレイサイズの拡大やアンテナの高感度化、長時間視聴、端末小型化など、多くの進化を遂げている。
P903iTVは、以前のワンセグ端末「P901iTV」の2.5インチQVGAパネルから、2.8インチワイドQVGAパネルに大型化し、視野角で上下左右160度(P901iTVは同140度)、コントラスト比 最大1000:1(P901iTVは500:1)を実現する液晶を搭載する。高画質化のためのモバイルPEAKSプロセッサや光センサーにより、利用シーンに合わせて自動的にコントラスト調整を行う機能が備わる。P903iの液晶と比較してみると、文字列や画像がよりくっきりと色濃く表示されているのが分かるほどだった。
ワンセグ視聴は、メニューからたどる方法のほか、ディスプレイを90度傾ける“スイッチスタイル”やディスプレイを裏返して折りたたむ“ビューアスタイル”にするだけで起動できる仕組みが便利だ。ビューアスタイルと連動させる起動はワンセグ以外にカメラへも割り当てられる。また、そのものをオフにすることもできる。
ところで、携帯はかしゃかしゃ開閉を繰り返したりと、無意識に適当にいじってしまっているものだ。ディスプレイの向きと連動して起動できるなど、ワンセグを起動しやすい本機、ポケットの中で無意識にいじってしまったためか(閉じたまま90度に回転させても起動はしないが)、なぜかワンセグが起動しっぱなしになっていたことがあった。携帯を無意識にいじるクセのある人は気をつけたい。
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ワンセグ起動は1、2秒待ちという感じで、SH903iTVなどほかのワンセグ端末と大きな差はない。視聴中も液晶の向きと連動して縦/横(右90度/左90度)向きに変化するほか、明示的に[カメラ]キーで向き切り替えも行える。
受信感度は、ワンセグ携帯で初となる「合成ダイバーシティ」により、なかなかいいかもという印象。合成ダイバーシティは、可倒式のホイップアンテナと本体の内蔵アンテナ、2つのアンテナで受信した信号を合成し、受信感度を向上させるというもの。アンテナを伸ばしたW44Sがブロックノイズだらけになる場所で、P903iTVはアンテナを収納したまま普通に視聴が可能だった(後日、受信感度実験を行ってみようと思う)。
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