検索
インタビュー

世界最薄折りたたみFOMA、“11.4ミリ”の秘密開発陣に聞く「P703iμ」(2/3 ページ)

“鈍く”輝くメタリックなボディ。そっと触れると“ひんやり”冷たい──折りたたみFOMA世界最薄という座とともに、11.4ミリの極薄携帯「P703iμ」は何を目指して誕生したのか。P703iμ開発チームに話を聞いた。

PC用表示 関連情報
Share
Tweet
LINE
Hatena

触った瞬間“冷たい”、“鈍く”輝く──これがポイント

 P703iは、カーボン柄の“グラファイトブラック”、赤ワインのような“バーガンディレッド”、ミラー調の“クロムシルバー”の3パターン展開となる。“何色”でなく“何パターン”としたのは「それぞれまったく異なる表情を持ち、どれも受ける“質感”が違う」(富澤氏)ためだ。では、この“3パターン”はどんな経緯で選ばれたのだろうか

 「膨大な量の色サンプルや質感を試し、市場調査なども含めた議論の末、決定しました。例えば、グラファイトブラックもただの黒色ではありません。うっすらと見えるカーボン柄を盛り込むことで、今までにない“黒”を表現できたと思います」(富澤氏)

 バーガンディレッドはボディベースを黒とする、赤/黒のツートーン配色となる。背面パネルの赤もグラファイトブラックと同様に、単なる真っ赤ではなくボディの黒と自然になじむよう微妙に黒系統の色を混ぜた、濃く深い赤に調合されている。

 「バーガンディレッドを赤/黒のツートーンにしたのも、ボディの赤とじんわりなじませたいという考えがあったからです。“真っ赤”は、どちらかというと新しいもの好きの若者/派手でカッコイイというイメージが出せますが、ここに微妙に黒を加えるとグッと大人っぽくなります。」(富澤氏)

photo 「触った瞬間──“冷たい”」を目指した素材感の演出

 クロムシルバーもそう。こちらもぴかぴかの鏡調ではなく、カラーネームの通り、クロムによる若干の“鈍み”をあえて加えた。ステンレスという金属素材に塗装されることと相まって、このカラーは特に“素材感”が感じられる仕上がりとなっている。

 「触った瞬間──“冷たい”。ここがかなりのポイントです。」(富澤氏)

 ……すごく分かりやすい。樹脂素材に触れて“冷たい”とはあまり感じない(冬期の“冷えていた”とはやや意味が異なる)。ボディにステンレスを採用した本機ならではの表現であり、かつその“素材感”がどんなものか、なんとなく想像できよう。

 「薄くてぎっしり。冷たくて重い……。こんなところに高級さを感じることがありますよね。数値化できるものではありませんが、身の回りにもありませんか」(富澤氏)

*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る