米連邦通信委員会(FCC)は4月3日、航空機内での携帯電話利用に向けた取り組みを打ち切ると発表した。
同委員会は2004年12月に、航空機内での携帯電話利用を禁じた既存ルールの見直しを提言した。
しかし、この提言に対して寄せられた意見からは、携帯電話が航空機器に干渉するかどうかに関する技術的な情報が十分に得られなかったという。さらに航空会社、メーカー、携帯キャリアは今もまだ携帯電話やその他電子機器の機内利用について調査している。これらの事実から、FCCは現時点でさらなる意見を募るのは時期尚早と判断し、この取り組みを終了することにした。
ただしFCCは、適切な技術データが得られたら、後にこの問題を再検討する可能性もあるとしている。
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