au、2006年度もダントツで純増トップ──TCA
電気通信事業者協会(TCA)は2006年度の契約数を発表した。年間の純増トップに立ったのはauで、これにより4年連続で純増数の首位を記録。次いでドコモ、ソフトバンクの順となった。【2006年度MNP動向を追加】
電気通信事業者協会(TCA)は4月6日、携帯電話/PHSの2006年度の契約数を発表した。携帯電話は492万5900、PHSは28万8500の純増で、合計521万4400の純増となった。
2006年度の携帯電話契約数で、純増トップに立ったのは461万7500契約を獲得したau。4年連続で純増数の首位を守ったこともそうだが、純増数自体を着実に伸ばしているのは特筆に値する(2004年度は258万3600、2005年度は315万6900)。
auはここ数年、ツーカーからの同一番号による移行策をいくつか展開しており(記事1、記事2参照)、これが功を奏したとも考えられるが、ツーカーの純減(186万7700)を差し引いても274万9800の純増と、ダントツのトップを記録している。
NTTドコモは147万7500の純増だが、2005年度の231万8700と比べると200万を割っており寂しい数字となった。ソフトバンクモバイルは69万8600の純増で第3位ではあるものの、2005年度の16万9200からは50万以上を上積みしている。
2006年は番号ポータビリティ制度(MNP)が開始された年とあって、各キャリアともに多くの端末を投入するなど準備に余念がなかった。auはMNPを利用した転入/転出の差し引きでも常にプラス数値を記録しており、それがそのままの形で反映されたと見られる。
PHSは、ウィルコムが2005年度の86万400の純増と比べて若干減少はしたものの63万5200で唯一の純増を記録。ドコモは31万8000の純減で、アステルグループは2006年にPHS事業から完全に撤退している。PHS全体の契約数は、ウィルコムの孤軍奮闘もあり、28万8500で2年連続の純増となった。
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