3インチワイドVGA液晶とHSDPAのデザインコラボ端末――「N904i」
NEC製FOMA端末「N904i」は、3インチの480×854ピクセル表示液晶をメインディスプレイに採用。さらにHSDPAに対応し、PC向けWebサイトや「うた・ホーダイ」を快適に利用できる。
NTTドコモが発表したNEC製の「N904i」は、既報の通り、ミラノを拠点とするプロダクトデザイナーのステファノ・ジョバンノーニ氏とドコモ、そしてNECによる3者のコラボレーションで生まれたデザイン端末だ。スタイリッシュな外観にシリーズ最大の高解像度ディスプレイと、高音質を実現するYAMAHAサウンドチップを搭載。さらにHSDPAによる高速通信にも対応している。
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メインディスプレイは3インチワイドVGA(480×854ピクセル表示)液晶で、2006年夏に発表した「N903i」の2.5インチ480×690ピクセルを上回るサイズと高解像度を実現。QVGAディスプレイと比べても4倍以上の情報量を誇る。フルブラウザのほかドキュメントビューワやGPSナビゲーションを利用する際などに、より広い範囲をきめ細やかに表示でき、ニューロポインターと合わせてPC環境に近い使い勝手を提供する。
N904iは下り最大3.6Mbpsの高速通信が可能なHSDPA端末で、ケータイ向けのサイトはもちろん、PC向けWebサイトにも素早くアクセスできる。また、プッシュ型音楽コンテンツ配信サービス「ミュージックチャネル」に対応し、定額で着うたフルが聴き放題になる「うた・ホーダイ」も快適に利用可能だ。また、Windows Media Audio形式の再生機能を搭載した。
さまざまな音声ファイル形式への対応に加え、高音質サウンドを実現するヤマハ製のサウンドチップを内蔵することで、より臨場感のある音楽再生が可能になった。また、テキストメールを自動解析しデコメールを作成する「おまかせデコメ」もバージョンアップし、複数の感情を表せることで、より表現力のあるデコメールを作成できる。
搭載するカメラはオートフォーカス付き320万画素CMOSで、N903iで定評のあったウルトラ手ブレ補正機能を搭載し、静止画撮影時で6軸、動画撮影時に4軸の手ブレを補正する。
このほか、顔認証機能やICカード認証機能を備え、これらの組み合わせをTPOに応じて切り替えられる「オリジナルロック」など、充実したセキュリティ機能を備えた。
機種名 | N904i |
---|---|
サイズ(幅×高さ×厚み) | 49×104×18.9ミリ |
重さ | 約113グラム |
連続通話時間 | 約180分(テレビ電話:約100分) |
連続待受時間 | 約610時間(静止時)、約460時間(移動時) |
アウトカメラ | AF付き有効約320万画素CMOS |
インカメラ | 有効約33万画素CMOS |
外部メモリ | microSD(最大2Gバイト、別売り) |
メインディスプレイ | 3インチ(480×854ピクセル)約26万2144色TFT液晶 |
サブディスプレイ | 0.9インチ(64×96ピクセル)1色有機EL |
ボディカラー | Day and Night、Orange Cut、Urban Blue、Pink Soda |
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