ニュース
ドコモとゼンリンデータコムが業務提携──au・ナビタイムに対抗
ドコモとゼンリンデータコムは、位置情報サービスの普及と拡大を視野に、業務・資本提携すると発表した。提携のイメージは、auとナビタイムの協業に似たものだという。
NTTドコモと携帯向け地図情報サービス「いつもナビ」を提供するゼンリンデータコムは6月4日、業務・資本提携することで合意した。
ドコモは、地図データベースや地図配信技術を持つゼンリンデータコムと提携することで、地図情報アプリケーションの提供や位置情報連動型サービスを普及・拡大させたい考え。「(ドコモが提供する位置情報サービス)iエリアのユニークユーザーは700万/月であり、これはiモード契約者4700万の15%にあたる。こうした利用者の裾野を、さまざまな切り口のサービスを迅速に提供することで広げ、市場を底上げするのが狙い」(ドコモ広報)
ゼンリンデータコムは6月4日、ドコモを引受先として第三者割当増資を実施。発行株式数はゼンリンデータコムが発行済の株式総数の10.27%にあたる1700株となる。
携帯キャリアとGPSサービスを提供するコンテンツプロバイダの協業はauとナビタイムの例があり、auはキャリアの1サービスとして「EZナビウォーク」を提供中。ドコモは今回の提携イメージについて、「auとナビタイムの協業に似たもの」(ドコモ広報)だとしている。
関連記事
- 「地図」に関連する最新の記事はこちら
- 「GPS」に関連する最新の記事はこちら
- 「ゼンリン地図+ナビ」で903iシリーズ向けナビゲーションアプリを提供
ゼンリンデータコムは10月24日より、地図情報サイト「ゼンリン地図+ナビ」の「プラスナビコース」で、FOMA 903iシリーズ向けにGPSを利用したナビゲーションアプリを提供開始する。月額情報料は367円。 - 903iで変わるもの――FeliCa、GPS、メール機能
メールの仕様が大幅に拡張された903iシリーズ。ハードウェア的にも強化され、新バージョンのFeliCaを搭載してメモリ容量が増した他、GPSが標準搭載、歩行者・自動車ナビが利用できるようになっている。 - ゼンリンデータコム、FOMA向けに歩行者ナビなどの機能を提供
ゼンリンデータコムとサイバードは12月5日から、iモード向け地図情報サイト「ゼンリン携帯マップ」の新規メニューとして、FOMA 90xiシリーズ向けに歩行者ナビゲーションなどの新機能を追加する。 - こんなことができます──「903T」のGPS機能をチェック
ボーダフォン初のGPS携帯として登場するのが東芝製の3Gケータイ「903T」。ボーダフォンのナビサービス「Vodafone live! NAVI」に対応した903Tで、どんなことができるのかをチェックしていこう。 - GPS搭載義務化を追い風に、急成長するナビタイムジャパン
携帯電話を使った“ナビ”サービスとして圧倒的な支持を集める「NAVITIME」を提供するのがナビタイムジャパンだ。今後はナビを核に、ユーザーの位置情報を元にした情報やコンテンツ提供などにも取り組んでいくという。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.