進化した“Windowsケータイ”――Windows Mobile 6の新機能とは?(3/3 ページ)
マイクロソフトがWindows Mobile 6日本語版の発表会を開催。メッセージング・Web・セキュリティと、3つのテーマで追加された新機能を披露したほか、「3×3戦略」に基づくマーケティング計画の解説も行った。
Windows Mobile対応のアリケーションポータルサイトもスタート
Windows Mobile 6の発表と同時に、Windows Mobile向けのアプリケーションポータル「BBソフトダイレクト モバイルアプリケーション」をスタートするのが、BBソフトサービスだ。同社取締役兼最高執行責任者(COO)の滝進太郎氏は、「これまでBBソフトサービスは、ソフトバンクグループの一員として、スマートフォン向けのオンラインセキュリティサイト『ケータイセキュリティ』や、X01HTのインタフェース『Xroof』の共同開発などを手がけてきた。『BBソフトダイレクト モバイルアプリケーション』はその延長にある取り組み」と話す。
BBソフトダイレクトからは、Windows Mobile5・6対応のアプリケーションを、PC経由あるいは、端末単独でダウンロードできる。スタート時は31本だが、随時本数を増やして行く予定だ。サイトオリジナルソフトとして、スマートフォンでのニーズが高いRSSリーダーを無償配布しており、同サイトの最新情報を得ることができる。
世界最大のスマートフォンメーカーも注目
発表会には、HTCニッポン代表取締役社長のジェニファー・チャン氏も登場した。HTCニッポンは世界的なスマートフォンメーカーであるHTCの日本法人で、米国と英国(欧州と南アフリカを担当)に次ぐ重点市場の拠点として設立された。ドコモの法人向け端末「hTc Z」のほか、ソフトバンク向けに「X01HT」と「X02HT」を供給する。
チャン氏は「HTCはこれまで、世界初のパームサイズPDAや3Gスマートフォンを開発してきた。マイクロソフトと10年以上に及ぶ戦略的パートナーシップを結んでおり、その結果日本市場への参入も果たすことができた」とコメント。HTCは昨年全世界で31億ドルの収益をあげているが、「スマートフォンの大幅な普及が期待できる日本は、非常に魅力的な市場」(チャン氏)と、その意気込みを見せた。
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