「BlackBerry」の日本語版が登場──ドコモが日本語版ソフトを開発
ドコモが欧米のビジネスマンに人気のモバイル端末「BlackBerry」について、日本語版ソフトを開発すると発表。今夏の導入を目指して開発を進める。
NTTドコモは、RIMのモバイル端末「BlackBerry」の日本語版ソフトウェアを開発すると発表した。今夏の導入を目指して開発を進める。
ドコモは2006年9月、法人向けに「BlackBerry 8707h」の提供を開始。法人ユーザからの“BlackBerryを日本語の環境で使いたい”という要望に応えて、日本語版ソフトの開発を決めた。
日本語化するのはBlackBerry 8707hの端末内ソフトウェアと「BlackBerry Enterprise Server」「BlackBerry Desktop Manager」。これらの端末とソリューションを日本語化することで、端末のメニューやプリセットアプリを日本語のユーザーインタフェースで利用可能になり、予測変換機能付きの日本語入力機能も使えるようになる。また、Lotus DominoやMicrosoft Exchangeと連携したEメールやスケジュール、住所録、業務アプリなどの法人向けシステムソリューションも日本語環境で利用可能になる。
BlackBerry 8707hはフルキーボードを備えたモバイル情報端末。W-CDMA/GSM/GPRSネットワークに対応し、国内外で通話やメールを利用できる。Bluetoothやmini USBコネクタなどの外部接続インタフェースを搭載し、メーラーやスケジューラ、アドレス帳、メモ帳、計算機、Webブラウザなど、ビジネス向けの各種アプリがプリセットされる。
ドコモは6月11日から、同社の法人向けサイト「ドコモビジネスオンライン」で事前予約販売の受付を開始する。
仕様・スペック | 概要 |
---|---|
サイズ | 約110×69.5×19.5ミリ |
重さ | 約139.8グラム(電池パックを含む) |
連続待受時間(静止時) | 3G使用時:約400時間、GSM使用時:約400時間 |
連続通話時間 | 3G使用時:約165分、GSM使用時: 約300分 |
通信方式 | 3G(W-CDMA)、GSM/GPRS |
ディスプレイ | 320×240ピクセル、6万5000色以上 |
外部接続機能 | Bluetooth Ver.2.0(Headset,Handsfree,Serial Profile)mini USBコネクタ(USB 2.0) |
カメラ機能 | ― |
内部メモリ | RAM:64Mバイト(フラッシュ) |
入力機能 | QWERTYキーボード、トラックホイールなど |
主なアプリケーション | メーラー、アタッチメント・ビューアー、スケジューラ、アドレス帳、メモ帳、計算機、ウェブ・ブラウザ |
付属品 | トラベルチャージャー(ACアダプタ)、USBケーブル、スタンダードバッテリー(電池パック)、ヘッドセット(イヤホンマイク)、ホルスター(キャリングケース) |
関連記事
- ドコモが秋に導入する「BlackBerry」って何?
米国&欧州ビジネスマン必携と言われる「BlackBerry」が、ついに日本に上陸することになった。このBlackBerryとは、いったいどのような端末&サービスなのだろうか? - 写真で解説する「BlackBerry 8707h」
米国&欧州ビジネスマン必携デバイスの「BlackBerry」を、ドコモが法人向けに展開する。今回導入される端末BlackBerry 8707hとはどのような端末で、何ができ、何ができないのか。写真で紹介する。 - 欧米ビジネスマン必携のBlackBerry、日本参入に自信
欧米でビジネスマンに普及しているスマートフォン「BlackBerry」がついに日本でもドコモから発売される。開発元のRIMは日本市場の潜在需要は十分と見て、ビジネスコンシューマー向け販売も検討する。 - ドコモ、法人向けに「BlackBerry 8707h」を発売──9月26日から
ドコモは、RIM製のモバイル情報端末「BlackBerry 8707h」を9月26日に発売する。法人向け販売のみとなり、コンシューマー向けの店頭販売は行わない。 - ドコモが「BlackBerry」端末を調達、秋にも提供へ
NTTドコモはResearch In Motion(RIM)のモバイル端末「BlackBerry」を調達すると発表した。法人ユーザーを対象に、サーバとセットで販売。端末は英語版のままで提供する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.