ワンセグの使い勝手はどう?──「W53T」:「W53T」の“ここ”が知りたい(2)(2/2 ページ)
厚さ18ミリを実現する薄型のウェッジシェイプ形状と回転2軸ボディを採用する、化粧品のケースのような華麗なデザインが特徴の東芝製ワンセグ端末「W53T」。“初めてのワンセグ携帯”というユーザー層も大いに想定できるためか、ワンセグそのものの使い勝手に関する質問が多く寄せられた。
質問:ほかのワンセグ携帯でmicroSDに録画した番組、本機で再生できる?
W53Tで録画するmicroSDへのワンセグ番組データは、ARIB(電波産業会)で規定されたSD-Video規格に準拠している。保存先は、microSD→SDビデオ→EZテレビのフォルダとなる。
同じくSD-Video規格に準拠する形式で録画する「W43H」でmicroSDへ録画した番組をW53Tで再生してみたが、問題なく再生が行えた。同規格でmicroSDへ録画するワンセグ端末からの機種変更であれば、旧機種で録画した番組も問題なく再生できるだろう。
質問:ほかのワンセグ携帯電話と比較すると、ワンセグの受信感度はどう?
W53Tとドコモのパナソニック モバイルコミュニケーションズ製端末「P903iTV」、ソフトバンクモバイルの東芝製端末「911T」の3機種を同時に持ちながら、ワンセグの受信状況を比較してみた。
東京都千代田区にあるITmedia近辺の路上ではもちろん3機種とも普通に受信できる。一方、ビルの地下から地上へ上がる階段付近の、いわゆる“映る/映らないの境目”あたりで機種ごとに受信状況の差が出た。
受信しながら階段を昇り降りして計測したところ、最も下まで到達したのがP903iTV、続いて911T、W53Tという順の結果になった。ただし、数段降りるだけでどの機種も映像が乱れてとぎれるような電波レベルに揺らぎがある場所だったようで、まったくとぎれず、「普通に表示できる」位置は3機種とも大きく変わらなかった。というわけで、W53Tの受信性能が他機種より大きく劣るわけではないと思われる。
ビルの地下1階から1階へ昇る階段付近で受信。この位置で、W53Tのみまったく放送波を受信できないこともあったが、P903iTVも911Tも映像はとぎれとぎれの状態。ワンセグを正常に視聴できるようになる位置はほぼ同じ。特に受信感度が劣ることはないという印象だ
関連記事
- 「W53T」最新記事一覧
- 極薄のウェッジシェイプ、ワンセグ映える回転2軸ボディ──「W53T」
東芝製の「W53T」は、薄く鋭いウェッジシェイプ(くさび形)デザインを採用する薄型の回転2軸ボディを採用するWIN端末。ワンセグと2.8インチワイドQVGAディスプレイを搭載し「知性を感じさせる“美しい箱”」を演出する - EXILIMにウォークマン、防水ワンセグなど15機種――auの2007年夏モデル
KDDIが夏商戦向けのau端末15機種を発表。5.1Mカメラ搭載の「EXILIMケータイ」や、内蔵メモリを2Gバイトに増強した「ウォークマンケータイ」、防水ワンセグケータイなどが登場した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.