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米国在住でなくても可能か──「iPhone」のアクティベーション(1/2 ページ)

行列に並んでようやく手にしたiPhoneだが、使い始めるには「アクティベーション」という作業が必要だ。今回はアクティベーションのプロセスを紹介し、日本に住んでいるユーザーでも利用できるか検証しよう。

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 既報のとおり、12時間超の長丁場の末にようやく購入できた「iPhone」。しかし、買ってきただけではまだ何もできない。さっそくパッケージを開いてセットアップを開始した。

非常にコンパクトなパッケージ

 iPhoneのパッケージは、小さな専用の紙袋に入った状態で販売されている。4Gバイトか8Gバイト、いずれかを選択するとレジの奥から紙袋を取り出してきて、行列に並んでいる最中に選択したオプション製品と合わせて会計を行う。今回はホルスター付きのハードケースと車載用チャージキットを購入した。さらにBluetooth対応の専用ヘッドセットなどの購入も考えていたのだが、iPhone発売日の6月29日の時点ではまだ入荷していなかった。

 紙袋に入ったiPhoneのパッケージは非常にコンパクトで驚かされる。考えてみれば「iPod」も小さなパッケージに入っており、iPhoneが特別小さいというわけではないが、思っていたより小さかったというのが正直な感想だ。

 パッケージには本体、USBケーブル、ドック、イヤフォン、ACアダプターが同梱されている。そのほかシンプルなマニュアルと注意書き、そして液晶ディスプレイ用のマットレスカバーも付属する。マニュアルは非常に薄く、分厚い携帯電話のマニュアルを見慣れた人間にとっては目からうろこだろう。

 ドックやUSBケーブル、小型ACアダプタの構成はiPodでもおなじみのもの。iPhoneをUSBケーブル経由でMacまたはPCに接続すると、そのままSyncや充電が行える。またPCがなくてもACアダプタにUSBケーブルを接続することで、コンセントで直接充電できる。

PhotoPhotoPhoto iPhoneのパッケージは専用の紙袋に入っている。本体と同時に、ホルスター付きのハードケースと車載用チャージキットも購入した
PhotoPhotoPhoto iPhone本体のパッケージはかなりコンパクトだ。比較のために置いてあるのはMacのMightyMouse。本体パッケージ側面と背面もシンプルなデザインで、AT&Tのロゴも入っている
PhotoPhotoPhoto パッケージの中身はこんな感じ。このほか、マニュアルと液晶画面用のマットレスカバーがついている。イヤフォンはiPodに添付されているものと同じだ。iPhoneドックの背面にはUSB出力用のコネクタとLine Out端子が用意されている
PhotoPhotoPhoto iPhoneドックの底面にはゴムシートが装着されており、机の上などに安定して設置できる。iPhone用のコネクタはドックを通してPC/MacのUSB端子に接続するか、小型ACアダプタ経由で直接コンセントに差してバッテリーの充電が可能

アクティベーションしなければただの緊急電話

 さてiPhone自体は、購入したばかりの状態では緊急電話しかできない。すでに広く知られているように、アクティベーションという作業を経て始めて使用できるようになる。ケーブルを接続したり、ボタンをタッチするとiPhoneが起動するようにできているが、アクティベーションを行っていない状態では、「Activate iPhone」(iPhoneをアクティベートしてください)の表示が出て、次の操作まで進めない。通常であれば、下のスライドバーを操作するとロックが解除されてメニュー画面が表示されるのだが、アクティベート前は「Slide for Emergency」と表示され、緊急通話用にしか使えないようになっている。

 アクティベーションを行うには、最新版のiTunesがインストールされたPCかMacintoshが必要だ。iTunesを起動した状態で、PCもしくはMacとiPhoneをUSBケーブルで接続すると、アクティベーション用のプログラムを実行できる。iTunesは最新バージョン(7.3)以上が必要で、旧バージョンを使用しているユーザーは事前にアップデートが必要になる。アップデートが完了するとプリファレンスの欄にiPhoneが追加され、アクティベーションの準備が完了したことが分かる。

PhotoPhoto iPhoneはケーブルをつないだり、ボタンを押したりすると起動するが、アクティベーションをしていない状態では非常用通話しかできないようになっている。アクティベーションを開始するには、PC/MacでiTunesを起動し、ドックにiPhoneを挿入する。これで自動的にアクティベーションのプロセスが起動する。

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