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高機能機種に「買い控え」傾向──新モデル登場を“待つ”時期に携帯販売ランキング(8月20日〜8月26日)(2/2 ページ)

2007年の夏商戦が終わり、夏の新機種はおおむね出そろった。携帯各社は9月の敬老の日需要を見込む「親向け」端末をプッシュし始め、らくらくホン、簡単ケータイ、「追加支払い0円、家族との通話0円」端末などの人気が高い反面、「そろそろ次」という声も上がってきたようだ。

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登場する顔ぶれは前回と同じ──ランキングは安定傾向に

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W52SH

 auの販売ランキングも、ここに来て大きな動きはなくなっている。顔ぶれは前回と同じで、下位の機種でいくつか順位の入れ替えがあるくらいになった。

 首位はシャープ製の「W52SH」が獲得し、好調を維持。連続首位記録をこれで「7」に伸ばした。

 続いて2位に“防水ワンセグ”「W52CA」(カシオ計算機製)、3位にスリムボディの「W44K II」(京セラ製)、4位に“ウェッジシェイプなワンセグ”「W53T」(東芝製)、5位に“ソリッドデザインワンセグ”「W52SA」(三洋電機製)がランクイン。ワンセグ端末は上位5位以内に4機種、10位以内に「W54T」(東芝製/7位)、「W53SA」(三洋電機製/9位)を含めた計6機種が占めている。

 2007年夏モデルにおけるハイエンド志向の端末は、“ほぼ全部入り”端末 W54Tと、500万画素カメラ搭載の「EXILIMケータイ W53CA」(カシオ計算機製/8位)、2Gバイト内蔵メモリ搭載の「ウォークマンケータイ W52S」(ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製/10位)が挙げられるだろうか。これらはランキングの下位に甘んじる状況で、少しづつ順位を下げている傾向はあるが、急激な順位の変化はまだ見られない。


「持ち帰り0円、追加支払い0円」端末に、705SHの後継者登場か

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FULLFACE 913SH

 ソフトバンクモバイルの販売ランキングも、他キャリアと同様に大きな変動はなくなっている。

 TOP3は前回と同じ顔ぶれ。“フルスライド”の「FULLFACE 913SH」、“AQUOSケータイ 3rd model”の「912SH」、“フルコーディネート”の「fanfun. 815T」が獲得した。FULLFACE 913SHは連続首位記録を「4」に伸ばした。

 今回は、HSDPA対応のスリム&コンパクトなスライド端末「816SH」(8月25日発売)が登場。発売日1日のみの集計だったが10位に入っている。

 そのほか、2006年秋冬モデルのパナソニック モバイル製端末「705P」(2006年10月発売)が前回のランク圏外から躍進し、8位に入った。705Pは、厚さ14.8ミリのスリムボディと高級感のあるデザインが特徴の端末。この急激な動きは「持ち帰り0円、追加支払い0円」端末として各店舗がプッシュし始めたためと思われる。同様の価格で販売されることが多い、形状や機能がほぼ同じのリニューアルモデル「706P」(2007年春モデル)も今回、1つ順位を上げている。

 これらは今回、残念ながらランキングから姿を消した“2007年上半期に最も売れた”端末「705SH」(2006年6月発売)の後継となるのだろうか。

2007年上半期、最も売れたケータイは?



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