ウィルコムは9月6日、同社端末から青少年の利用が禁止されている有害情報サイトの利用を制限する「有害サイトアクセス制限サービス」を、10月上旬から開始すると発表した。
このサービスを利用することで、ウィルコム公式サイト以外の一部サイト(出会い系サイトや成人向けサイトなどの有害情報サイト)へのアクセスを制限する。利用料金は無料。対象機種は「WX320KR」「WX320T」「WX320K」「WX310SA」「WX310J」「WX220J」「WX321J」「9(nine)」(WS009KE)と、「W-ZERO3」(WS003SH/WS004SH)、「W-ZERO3[es]」(WS007SH)、「Advanced/W-ZERO3[es]」(WS011SH)。なお、「高速化サービス」との併用はできず、PCからのアクセスについては対象外となる。
ウィルコムは、1998年にWebブラウザ非搭載で通話先を3カ所に限定した「安心だフォン」を発売。また、子供向けにデザインした「キッズケータイ papipo!」では、登録者のみとの通話やメール送受信が可能で、専用サイトにのみアクセス可能なWebブラウザを搭載した。同社は今後、通常の端末を使うユーザーでも有害サイトアクセス制限サービスを利用することで、安心してWebサイトへのアクセスができるとしている。
また、社団法人電気通信事業者協会(TCA)の「青少年有害情報対策部会」においても、必要に応じて業界の施策検討を行うという。
関連記事
- 「ウィルコム」最新記事一覧
- ウィルコム、「リモートロック代行サービス」を24時間利用可能に
ウィルコムは、端末紛失などの緊急時に情報漏えいを防止できる「リモートロック代行サービス」を24時間利用可能にする。対象機種はAdvanced/W-ZERO3[es]、WXシリーズ、9(nine)など。 - 10代の安全は、こうして守る──“モバゲー流”ケータイサイト悪用の防ぎ方
勝手サイトの成功事例として注目を集めるDeNAの「モバゲータウン」。10代ユーザーが約半数を占める中、悪用を防ぐためにどんな対策を講じているのか。同社の南場社長が説明した。 - ケータイを甘く見るな」 “最強のおもちゃ”が子どもの脅威に
携帯電話は“うちでのこづち”。無料ゲームも小遣い稼ぎも出会いも、携帯1つで何でもできる。「携帯電話が子どもの健全育成の脅威になっている」――専門家が警告する。 - 子供の携帯利用が不安なとき、親はどうすればいいのか
子供の携帯利用に関する問題が深刻化する中、親はどう対応すればいいのか。子供の携帯ネット利用を調査・研究する下田教授の取り組みを聞いた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.