日本電気は9月6日、RFID(IC)タグの主要3周波数と全世界の主要プロトコルに対応するRFIDマルチリーダー/ライターを、世界で初めて開発したと発表した。
今回開発したRFIDマルチリーダー/ライターは、世界で活用されている主要なRFIDタグに対応。1台でさまざまなRFIDタグの情報を読み書きできる。新たなRFIDタグが普及し流通した場合にも、ネットワークを介したソフトウェアの追加でアップデートできる。
NECでは、このRFIDマルチリーダー/ライターの小型化と低価格化を図るため、2008年度中に専用LSIの製品化を予定している。店舗や施設などの据え置き型端末だけでなく、PCや携帯電話、ゲーム機などのコンシューマー向け機器への実装も目指すという。
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