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ドコモ、「S60」用のiモード環境を海外オペレータに提供
NTTドコモは海外オペレータ向けに、Nokiaの携帯電話向けプラットフォーム「S60(3rd Edition)」上で動作するiモードアプリケーションソフトを開発し提供を開始した。
NTTドコモは9月25日、Nokiaの携帯電話向けプラットフォーム「S60(3rd Edition)」上で動作するiモード用アプリケーションソフトを開発し、海外の提携オペレータへ提供を開始したと発表した。
このソフトウェアは、S60搭載端末にプリセットした状態で出荷され、iモードを利用したメールやWebブラウジングのほか、iアプリを実行することも可能。今後提供されるiチャネルにも対応するという。
S60は、Symbian OSをベースとしたオープンなプラットフォームで、Nokia以外でも独Siemensや韓Samsung電子、LG電子などが採用。海外でS60搭載端末が普及していることから、ドコモがS60用のiモード環境を開発したもので、国内向けに展開する予定はないという。ドコモは本ソフトの提供により、海外におけるiモード対応端末の選択肢が広がると期待している。
なお当面は、Nokiaが製造・供給する端末に搭載する予定。すでにブルガリアのオペレータである「GLOBUL(グロブル)」が、iモードに対応するNokia製「Nokia 6120 classic」「Nokia N73 Music Edition」「Nokia E65」を発表している。
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