日立製作所は10月10日、各種電子マネーの決済を1台で処理できるコンパクトな決済端末「FeliCa対応マルチリーダ」を開発し、2007年10月12日に販売を開始すると発表した。
FeliCa対応マルチリーダーは、FeliCaカードやおサイフケータイの電子マネーによる決済に対応しており、店舗のPOSシステムに接続して利用する。複数の決済カードを検知すると、カードの種類を自動的に表示する機能を装備しており、どの決済カードを利用するかを顧客に確認しやすいという。
同製品は今回、ユニーが採用を決めており、QUICPay/ビザ タッチ(スマートプラス)/Edyのほか、対応を検討中のiDを含めた複数の決済機能を搭載し、11月から順次提供する。
FeliCa対応マルチリーダの価格は12万750円から。製品は11月1日に出荷を開始する。
関連記事
- VISA TOUCHとEdyの共用リーダー/ライターを開発
三菱UFJニコスとビットワレットが提携。クレジット決済「VISA TOUCH」と、電子マネー「Edy」の両方が利用できる共用リーダー/ライターの導入を進める。 - 1台で6種の電子マネーとモバイルクレジットに対応──NECが汎用リーダー/ライターを開発
NECが、1台でEdy、Suica、iD、QUICPay、Smartplus、Visa Touchの電子決済に対応する汎用リーダー/ライターシステムを開発。あとから決済システムを追加することも可能だ。 - 1台のリーダー/ライターで4種の決済──Suica/iDの共通インフラにQUICPayとEdyも
JR東日本とNTTドコモが開発を進める決済サービスの共通インフラを、ジェーシービーとビットワレットも利用することが決まった。1台で4種の決済が可能なリーダー/ライターも登場する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.