写真で見る「822SH」
ソフトバンクモバイルのシャープ製端末「822SH」は、AQUOSケータイ 4th modelこと「920SH」の廉価版に位置づけられる端末だ。外観はほぼ同じで、一部機能のみが異なる。
シャープ製のAQUOSケータイ「822SH」は、ソフトバンクモバイルの2007年秋冬モデルのフラッグシップ、920SHの廉価版として位置づけられるモデルだ。薄さ18ミリのボディは920SHとまったく同じ。重さは920SHが123グラムなのに対し、822SHは一部機能を非搭載としたことにより若干軽い120グラムとなっており、“AQUOSケータイ史上最薄・最軽量”という特徴を持つ。
920SHと822SHには、外観上の違いは一部のデザインとカメラくらいしかない。ただ、端末を開くと大きく違うのが、ディスプレイのサイズとスペックだ。920SHが、新しい3.2インチフルワイドVGA液晶を搭載しているのに対して、822SHは3インチのワイドQVGA液晶を採用している。また、920SHは国際ローミング対応でGSMの900M/1800M/1900MHzに対応している一方、822SHは国内のみで使用可能だ。
また、細かいところではカメラが920SHではオートフォーカス(AF)付きの320万画素なのに対して、822SHは200万画素でAF機能はない。「3グラムというわずかの重量の違いはこうしたデバイスの差によるもの」(説明員)だという。
残念ながら展示会場にあった822SHはモックアップで、ユーザーインタフェースや操作感については確認できなかったが、基本的に920SHだけにある機能をのぞき、ほぼ同じものになると予想される。カラーバリエーションは「ライトブルー」「ホワイトシルバー」「ブラック」「ゴールド」「ピンク」の5色。920SHが同じような色味の展開ながら、いずれも表面にヘアラインを入れ、硬質なメタリック感を出したデザインを採用しているのに対して、822SHは塗装による柔らかさを醸し出している。
こうした違いは「どちらかというとメタリックな920SHが男性向け、しっとりとした塗りの822SHは女性向け」(説明員)という、販売戦略とも関係しているようだ。中でもホワイトシルバーは「女性に人気が高い白ということで採用している」(説明員)と、外観を見る限りではほとんど違いのなさそうな822SHと920SHだが、細かなところで狙いに違いを持たせてある。
822SH | 920SH | |
---|---|---|
重量 | 約120グラム | 約123グラム |
ディスプレイ | 3.0インチワイドQVGAモバイルASV液晶 (240×400ピクセル) |
3.2インチフルワイドVGA新モバイルASV液晶 (480×854ピクセル) |
通信方式 | W-CDMA(国内のみ) | W-CDMA/GSM(900M/1800M/1900MHz) |
カメラ | 200万画素CMOS | AF付き320万画素CMOS |
S! FeliCa | × | ○ |
Bluetooth | × | ○ |
GPS | × | × |
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