ケータイで選挙の投票、約4割が導入に賛成
ネプロジャパンとネプロアイティが「携帯電話とネット投票」をテーマに実施した調査の結果を発表。選挙などの公的な投票を携帯電話で行うことについては約4割が賛成と回答した。
ネプロジャパンとネプロアイティは10月26日、「携帯電話とネット投票」をテーマに実施した調査結果を発表した。調査は2007年10月4日と5日の両日、iモード、EZweb、Yahoo!ケータイ向けサイト“ザ★懸賞”上で行ったもので、有効回答数は3906名。
“ザ★懸賞 毎日5000円”を除き、一般的に行われている携帯電話を利用した「ネット投票」をしたことがあるかという質問に対しては、「はい」が55%、「いいえ」が45%と、投票をしたことがあるユーザーが若干多い結果となった。
ネット投票を行ったのは、「懸賞に応募する時」が44%で最も多く、これに「会員登録をする時」が25%、「ネットで商品を購入する時」が19%、「テレビ番組(ワイドショー・討論等)の投票受付に応募する時」が18%、「たまたま投票受付を見つけた時」が15%、「ニュース等における情報配信の登録時」が7%と続いた。応募や購入のついでに投票することが多く、純粋に投票のみを行った経験のあるユーザーは少数派のようだ。
参加したネット投票の内容は、「ユーザーアンケート」24%、「人気投票」が14%、「世論調査」が9%、「評価投票」が3%。ネット投票での回答が活用されているかどうかについては、「わからない」72%が圧倒的に多く、「はい」が19%、「いいえ」が9%となった。
また、選挙などの公的な投票を携帯電話で行うことに関しては、「賛成」が40%、「反対」が23%と賛成が上回ったが、「どちらでもない」と回答した人も37%に達した。反対者の中にはセキュリティの不安を挙げる人も見られた。
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