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ソフトバンクモバイル契約者の顧客情報が流出――販売代理店のファイル共有ソフト利用で
ソフトバンクモバイルの販売代理店が運営する携帯ショップが顧客情報485件を流出させたことが分かった。代理店社員が独自に作成したリストが、ファイル共有ソフトを通じてネット上に流出した。
ソフトバンクモバイルは11月16日、同社の販売代理店が運営する携帯ショップから顧客情報が流出したことを明らかにした。ソフトバンクモバイルは、同社の契約者名395件、携帯電話番号485件がネットに流出していることを確認しており、情報流出の対象となった顧客に対しては、早急に謝罪と事情説明を行うとしている。なお、現段階では「不正利用の事実は確認されていない」(ソフトバンクモバイル広報)という。
顧客情報が流出したのは、ソフトバンクモバイルの販売代理店オーエスティが運営する携帯ショップ「ソフトバンク中山バイパス」。同代理店の社員が独自に作成した顧客情報入りのリストがファイル共有ソフト「Share」を通じて流出したもので、ソフトバンクモバイルでは11月14日に流出の事実を知り、その後の社内調査で確認。流出元のPCが会社所有のものかどうかについては、現在、調査中としている。
同社では、店舗での顧客リストの作成の禁止や、業務用PCでのファイル共有ソフトの利用を全面禁止してきたが、今回の顧客情報の流出を受けて、再度販売代理店に対する指導を徹底し、再発防止に努めるとしている。
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