YRPユビキタス・ネットワーキング研究所、携帯型UWB基地局を開発

[ITmedia]

　YRPユビキタス・ネットワーキング研究所は12月11日、携帯型UWB基地局の開発に成功したことを発表した。

　今回開発した携帯型UWB基地局は、ユビキタス・コミュニケータ（以下UC）に対するアタッチメントとして開発したもの。UCはユビキタス・ネットワーキングを実現するためのコア技術として同研究所が開発しているPDA型の端末で、これに接続することで、同研究所のUWBアクティブタグからの情報を、直接受信可能になる。

　また、UWB基地局のラインナップとしてPCレスの基地局開発に成功。従来はPCに対してUSBで接続していた基地局を、受信部と制御部を1つの筐体に入れることで一体化している。PCレス基地局は有線LANで接続でき、UWBアクティブタグから受信したセンサー情報や位置情報を、ネットワークを介してさまざまな場面で利用可能になるという。

　YRPユビキタス・ネットワーキング研究所は、12日から開催される技術展示会「TRONSHOW2008」で、携帯型UWB基地局などの展示を行う。