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違いの分かるオトナへ──触れた瞬間に感じる“極上プレミアム”「W55T」「W55T」レビュー(1/3 ページ)

必要な機能だけをクレジットカードサイズのボディに詰め込んだ、極薄+“プレミアム”デザイン──。厚さ9.9ミリの極薄ステンレスボディを採用するauの秋冬モデル「W55T」は、どれだけ“プレミアム”で、どれだけ“エレガント”に使えるだろうか。ビジネスユーザー向けの機能を軸に使い勝手をチェックする。

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photo “CARD SIZE SLIM”デザインの東芝製端末「W55T」(GOLD CARD)。カラー名称はクレジットカードをイメージさせるものを採用する。この“GOLD CARD”のほか、“PLATINUM CARD”(ヘアライン加工のステンレスボディ)、“BLACK CARD”(ピアノのようなつややかな黒)、Web限定の“premium version”(ミラー調のつややかなシルバー)を用意する

 触れた瞬間に感じる、極薄ボディとプレミアムなカードサイズデザイン──。東芝製の「W55T」は、2007年au秋冬モデルの中で最も薄いWIN端末だ。

 W55Tの厚さは最薄部で9.9ミリ。これはauの端末で、ストレート型を含めて最薄の数値となる。最も厚い部分も13.1ミリに抑えられ、これまでスリムボディとくせのないデザインで好評だった「W44K」の最薄部15.3ミリより、2ミリも薄い。本体重量は約104グラムと、こちらも最近の携帯としてかなり軽量である点も特徴だ。

 W55Tの大きな魅力は、やはりデザインにある。背面パネルにステレンス素材を採用し、圧倒的な金属感で“プレミアム”を演出する。ゴールドとブラックは鏡面加工、プラチナはヘアライン加工が施される。7×7ドットマトリクスのLEDによるサブディスプレイも搭載する。

 ディスプレイはQVGA(240×320ドット)表示対応の2.4インチ液晶。通信端子や角形イヤフォン端子は従来機と同様の標準タイプで、外部メモリとしてmicroSD(最大2Gバイト)が使用可能。microSDスロットはバッテリーカバー内にある。

photophoto カメラは裏面にあり、ほかの端末では側面に配置されることが多い補助キー類はカメラのとなりに配置する。外部スピーカーはモノラル
photophoto 左側面に充電・通信端子、右側面に角形イヤフォン端子を備える。横から見ると、特にディスプレイ部の薄さが実感できる。なお、厚さ9.9ミリなのは下3分の2ほど、カメラがある上3分の1は厚さ13.1ミリとなる
photophoto 極薄モデルながら、端子類は標準仕様。開けたカバーは180度回転できる。ケーブル接続時に邪魔にならず、コネクタの抜き差しも容易だ。本機は卓上ホルダが付属しないのでこういった点は特に重要
photophoto 赤外線ポートはこの位置にある(左)。microSDスロットはバッテリーカバーの内側にあるが、バッテリーとは干渉しない位置にある。au ICカードもその隣にあるが、こちらはバッテリーを外さないと着脱できない。一見着脱できてしまうようにも見えるが、バッテリー設置時に(au ICカードの下にある白い部品で)ロックがかかる仕組みだ(右)
photo クレジットカード(写真は同サイズの会員カード)と重ねる。ヒンジとダイヤルキー部が少しはみ出すが、ディスプレイ部はカードですっぽり隠れる

 本体内蔵メモリは約100Mバイトで、赤外線通信にも対応。基本機能の面で極薄化におけるトレードオフはほとんどない。196万画素のカメラとmicroSDスロット、音楽再生機能(LISMO)、EZ FM(FMラジオ)を搭載し、PCサイトビューアーやPCドキュメントビューアー、辞書機能「辞スパ」、ボイスレコーダー機能などのビジネスシーンに役立つ機能も備える。ただ、au携帯では珍しく卓上ホルダは付属しない(用意されない)。

 一方、極薄を目指したことでワンセグとEZ FeliCaを搭載しない。ワンセグはともかく、クレジットカードをイメージした本端末にとってFeliCaに対応しないのはややギャップを感じ、少し残念な部分だ。

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au | 金属ボディ | W55T | FeliCa | ワンセグ | 東芝


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