5分で分かる、先週のモバイル事情:1月5日〜1月11日
2007年における携帯電話の純増数は、ソフトバンクモバイルがKDDIに一歩およばず。ドコモは春商戦にて子ども向け機能やサービスをアピールする方針。家電の見本市「2008 International CES」では、MotorolaとSony Ericssonが携帯電話の新モデルを展示した。
2007年における携帯電話の純増数は、ソフトバンクモバイルがKDDIに一歩およばず。ドコモは春商戦にて子ども向け機能やサービスをアピール。家電の見本市「2008 International CES」では、MotorolaとSony Ericssonが携帯電話の新モデルを展示した。
ソフトバンクモバイルの躍進は一歩及ばず
電気通信事業者協会(TCA)は1月10日、2007年12月末現在の携帯電話とPHSの契約数を発表。また2007年1月から12月までの通した数字も分かった。
2007年12月の純増数は、ソフトバンクモバイルが21万0800、KDDIが13万8600、ドコモは12万1500。またイー・モバイルは、4万1600増で累計20万5900に伸びた。PHSはウィルコムが1万6100増、ドコモは9万6500減となった。
2007年の純増数は、KDDI232万9400で年間1位、ソフトバンクが211万5800で2位、ドコモは94万9300で3位だった。ソフトバンクモバイルは、2007年5月から8カ月連続で純増数1位を続けているが、年間を通すとKDDIには一歩及ばなかった。なお、2005年と2006年の携帯電話全体の純増数は470万だったが、2007年は560万4000。契約が1億を超え市場が飽和したと言われているが、この先どこまで伸びるのだろうか。
ドコモ、春商戦に向けた戦略を発表
ドコモは1月10日、春商戦に向けた戦略を明らかにした。春モデルの販売で重要になってくるのは、中学や高校への入学をきっかけに新規契約する層。フィルタリングサービスや子どもの居所が分かる「イマドコサーチ」、利用料金の上限設定など子どもでも安心して使える機能を訴求していく。
明暗が分かれた2007年
携帯電話とPHS各社は1月7日、それぞれ年頭所感を発表した。ドコモは2007年を振り返り「厳しい1年となった」、KDDIは「優位点が薄れてしまった」と厳しい見方。一方のソフトバンクモバイルは「まずは良いスタートが切れた」、イー・モバイルは2007年3月に新規参入を果たし「『モバイルブロードバンド元年』に相応しい年となった」と高く評価した。
ウィルコムは2009年から開始する予定の次世代PHSに備えて2008年を「更なる飛躍に向けた準備の時期」と位置づける。
「2008 International CES」で携帯電話の新モデルが展示
現地時間1月7日からアメリカのラスベガスにて、家電の見本市「2008 International CES」が開催された。
Motorolaは携帯電話の新モデル「ROKR E8」と「MOTO Z10」を展示。ROKR E8は、音楽プレイヤーに注力した携帯電話。MOTO Z10は、カメラ機能が充実しており、撮影した動画をYouTubeなどのWebサイトにアップロードできる。
Sony Ericssonは、新型のウォークマンケータイ「W350」と「W760」を発表。W350は厚さ10ミリのフリップ型端末。W760はスライド端末で、GPSとGoogle Mapとの連携機能などを搭載する。
ドコモのPHSサービスが終了、ツーカーは3月末
ドコモは7日、PHSのサービスを終了。NTTパーソナルとしてサービスを始めてから約12年半でその幕を閉じた。また、既にアステルグループのPHSもサービスを終了しており、全国でPHSを提供するのはウィルコム1社のみとなった。
なお3月31日にはツーカーの携帯電話サービスが終了する。それに向け、乗り換えの告知などを進めている。
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