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写真で解説する「921T」(1/3 ページ)

AQUOSにVIERA、そしてREGZA──。ソフトバンクモバイルのハイエンドモデル「921T」は、有機ELディスプレイを軸に、REGZAで培った高画質化技術、ワンセグ、ワイヤレス音楽再生、GPS、3.2MのAFカメラなどの機能を備える“REGZAケータイ”として登場する。

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 今回の2008年ソフトバンクモバイル春モデルは、端末メーカーのAVブランドを冠した端末のラインアップが増強された。“ナントカケータイ”の先駆けとなったシャープの“AQUOSケータイ”は今回、新機種がなかったが、パナソニックの“VIERAケータイ”「920P」、そして東芝の“REGZAケータイ”「921T」が登場する。

photo 東芝製の「921T」。カラーはカーキゴールド、ビビッドピンク、ブラックシルバー、ピンク、ホワイトの5色で展開する。凹凸のない光沢表面パネルを採用する

 ソフトバンクモバイル向けに多く端末を投入する東芝。ワンセグを含むハイエンド端末の製造にも長けており、“REGZA”の映像技術は従来のワンセグ搭載モデルなどにも搭載されていた。しかし、“REGZAケータイ”の呼称を与えられてはいなかった。今回の921Tは、色再現性やコントラスト比に優れる有機ELディスプレイを備え、晴れて“REGZAケータイ”になった。

 「ようやく来たか」という印象であるが、おりしもテレビ部門の最大ライバルの1社であるパナソニックの“VIERA”も同時に発表されたため、彼らはソフトバンク携帯でも競いあうことになる。なお、春モデル2007年秋冬モデルの「920SH」も併売されるので、シャープの“AQUOSケータイ”ももちろんライバルになるだろう。

 921Tはスリムな回転2軸スタイルを採用。2007年秋冬モデル「920T」の(ディスプレイ以外の)基本スペックと、2007年夏モデルの回転2軸ボディ「921T」のコンセプトを融合したモデルという感じだろうか。

photophoto 平らでつややかなスクエアボディは、派手すぎず、主張しすぎず。大人っぽい落ち着いた上質感が得られる。ダイヤルキーの配置は912Tと同じだが、スタンダードな独立ボタン型を採用。回転2軸スタイルを採用したことで、操作性はスライドボディであるために少し窮屈だった920Tのダイヤルキーよりやはり余裕がある
photophoto 裏面もフラット。324万画素AFカメラとFeliCaサインがある(左)。ディスプレイを回転して折りたためる回転2軸ボディを採用し、このようなスタイルでワンセグを視聴できる。このスタイルでワンセグなどの映像コンテンツを視聴しやすいよう、ディスプレイ面に外部スピーカーが備わる。右下には「REGZA」ロゴがあり、ワンセグ起動時にも表示される
photophoto 本体左側面は卓上ホルダ用の充電接点とmicroSDスロット。右側面はサークルトーク兼上キー、TVキー兼下キー、ロック(HLD)キー、マナーキー、シャッターキー、角形イヤフォン兼AV出力端子を搭載。横向き視聴時にワンセグのチャンネル切り替えと音量調整も行える。「912T」とほぼ同じ構成だ
photophoto 本体上面にワンセグ用ロッドアンテナとストラップホール、本体底面の本体側に赤外線ポートがある。赤外線ポートがこの位置だと、少し使いにくいかもしれない
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