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調査リポート

親は“禁止”、子供は“困る”――携帯コミュニティサイトのアクセス制限、親子で温度差

ポイントオンが、KLabと共同実施した携帯フィルタリングサービスに関する調査結果を発表。携帯コミュニティサイトの利用については、子供が「アクセス制限されて困る」サービスのトップに挙げたのに対し、これらを「子供が利用してもいいサービス」と考える親は20%にとどまった。一方で、子供にフィルタリング解除を頼まれた場合、親は同意する傾向であることも分かった。

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 ポイントオンは1月31日、KLabと共同で親と子供それぞれを対象に実施した携帯フィルタリングサービスに関するアンケート調査の結果を発表した。調査期間は1月23日、24日の2日間。

 同調査によれば、「詳細まで知っている」「聞いたことはあるが、詳細までは分からない」と回答した親は94%で、未成年フィルタリングについて比較的、意識が高いことが分かった。また、子供が利用してもよいと親が考えるサービスは「地図・交通情報・天気予報」という回答が80%弱で1位。これに対して、アクセス制限されて困ると子供が考えるサービスの1位は「ブログ・SNS」「掲示板」でともに40%を超えた。「ブログ・SNS」「掲示板」を子供が利用してもよいサービスと考える親は、ともに20%台にとどまっている。

 子供がアクセスできないようにした方がよいと親が考える携帯サイトは、「コミュニケーション(SNS、ウェブチャット、掲示板、IT掲示板)」という回答が約50%。これに対して、有害と感じている子どもは8.2%だった。

 子供から未成年フィルタリングの解除を頼まれたら、「解除に同意する」「アクセスしたいサイトによっては解除に同意」と回答した親が合計で75%と、解除する傾向が強いことが分かった。

 「家庭」「学校」「携帯キャリア・販売店」「携帯電話メーカー(説明書等)」の中で、携帯電話の利用方法について教育する場が必要だと思うかどうかについては、「家庭で必要」と回答した親が90%と、「家庭の方針に任せてほしい」と考える親の比率が高い結果となった。

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