調査リポート
おサイフケータイのセキュリティ、約半数が「不安を感じる」
ネプロジャパンとネプロアイティが、おサイフケータイのセキュリティに関する調査結果を発表。不安は感じているものの、解決する手段が分からないという声もあがっている。
ネプロジャパンとネプロアイティは1月31日、携帯電話の「おサイフ」機能に関する調査の結果を発表した。1月10日、11日の両日、3キャリアの“ザ★懸賞”サイトで調査したもので、有効回答数は4601人。
同調査によれば、「おサイフ」機能を利用したことがある人は14%、「携帯に機能はついているが利用したことがない」は61%となった。使用経験がある人がどのように利用しているかについて聞いたところ、「電子マネー(プリペイド型)機能」が9%と、3%の「電子マネー(ポストペイ型)機能」を上回った。一度に利用する金額は、「500円未満」が3%、「500〜1000円未満」が7%、「1000〜3000円未満」が3%と少額利用が大半だ。
利用経験がない人は、その理由について「必要性を感じないから」と回答する人が30%で最も多く、次いで「携帯に機能がついていないから」が15%、「セキュリティが心配だから」が12%、「利用手続きが面倒だから」が9%、「紛失・故障が心配だから」が7%と並んだ。
「おサイフ」機能のセキュリティについては、「特に考えたこともない」が35%だが、「不安」が32%、「非常に不安」が20%と、不安を感じている人の割合は高く、「安心」という回答は1%にすぎなかった。具体的な防衛対策については、「していない/何をしたらいいか分からない」が30%、「していない/特に問題を感じていない」が18%が上位を占めた。
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