文字入力まわりの使い勝手は――「W56T」:「W56T」の“ここ”が知りたい(3)
KCP+対応のW56Tは、ダイヤルキーにシートキーを採用し、日本語入力システムがモバイルRupoからATOKに変わるなど、文字入力周りが新しくなっている。これらの使い勝手をチェックした。
質問:モバイルRupoからATOKに変更された文字入力の使い勝手は
「W56T」の読み予測は、モバイルRupoを搭載したW44Tなどのような母音を拡大解釈するタイプではなくなったものの、より一般的な予測方式になったといえる。数字変換では2〜4桁の数字を月日、日時に変換する機能は備えているが、数字入力後に単位の候補を表示する機能はなくなった。ただし、表示される予測候補などは、モバイルRupoより充実している印象を受ける。またポケベル入力に相当する2タッチ入力もサポートしている。
質問:音楽を聴きながらメールを読めるか
W56Tのマルチタスク機能を利用すれば、音楽を聴きながらメールの閲覧や作成を行える。ちなみにワンセグの視聴/再生時には、マルチウインドウで画面を見ながらメールの閲覧や作成が可能だ。
W56Tは、音楽再生については“バックグラウンド再生”という概念がなくなったため、音楽再生中に待受画面に戻るにはマルチタスクキーを利用する必要があり、終話キーでは戻れない。同様に待受時にバックグラウンドで音楽を再生している際に、“終話キーで音楽プレーヤーを終了する”という操作もできなくなった。音楽再生が特別扱いではなくなったため、従来の東芝端末に慣れているユーザーは少々不便に感じるかもしれない。
質問:フォルダロックなどのセキュリティ機能を備えているか
データフォルダはユーザーフォルダにプライベートフォルダが準備され、このフォルダのみロックできる。ロックの解除には暗証番号(他と共通)を利用する。
質問:シートキーの使い心地は
W56Tのシートキーはキータッチがやわらかく、ストローク感も十分にあるが、各キーの下の端にある突起が気になった。各キーに相当する部分の中央部を操作していると、上のキーの突起に触れて誤入力することがあったからだ。各キーの突起寄りを押すようにすると誤操作を防げる。
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